英語のビジネスメールに返信するとき、文法的、意味的にあっているか不安になる人もいるのではないでしょうか。
本記事では英語での「了解しました」「承知しました」の例文を紹介していきます。
そもそも英語でどうやって伝えるのかわからない人や、相手との距離感によって使い分けたい人は参考にしてくださいね。
- 社外のクライアントへの「承知しました」
- 自社の上司への「承知しました」
- 同僚に対しての「了解」
社外のクライアントに「承知しました」と英語メールを送る場合
英語のビジネスメールを送る相手は、社外の人であることが多いのではないでしょうか。
相手が社外の人やクライアントだった場合、「OK」という返事だけでは簡素すぎてNG。ビジネスメールの場合もう少し丁寧に返信する必要があります。
まずは、社外のクライアントに「了解しました」「承知しました」の意味を含むフレーズを確認していきましょう。
想定資料を受け取ったことの返事、依頼メールに対する返事、日程確認の返事のように、ビジネスメールのシーンごとに詳しく解説していきますね。
We have received your document.
「We have received your document」は、相手から資料やデータなどの添付資料をもらい、「確認しました」と言いたいときに使えるフレーズです。
「document」は資料や記録という意味です。複数の資料の場合は「documents」と複数形にするようにしましょう。
- We have received your document.(ドキュメントをお預かりしました)
We have approved your request.
「We have approved your request」は、顧客が何かを依頼してきた際、了承したことを伝えるフレーズです。
「approve」は、「〜を承認する」と言った意味です。現在完了形にすることで、今もこの先も了承が続いていることを表しています。
- We have approved your request.(ご依頼を承りました)
I acknowledge the meeting on Tuesday 1 April.
グローバルな企業と一緒に仕事をしていく場合、会議やミーティングの機会も多くなるでしょう。
先方から会議開催のお知らせメールが届いた場合は、「I acknowledge the meeting on Tuesday」と返信しましょう。
「acknowledge」は「〜を受け取ったことを知らせる」「〜を承認する」という意味です。
- I acknowledged the meeting on Tuesday, 1, April(4月1日(火)のミーティングの件、了解いたしました)
英語では詳しい情報から、大雑把な情報を出す様になっています。なので、日本語では「4月1日の火曜日」と書きますが、英語では、「Tuesday,1,April」と書きます。
また、日時や曜日のなしで「6月の会議」だと、「in June」になります。月だけの場合は、前置詞の変化に注意してください。
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外部とのビジネスメールで使える「了解しました」「承知しました」の英語フレーズ
「了解しました」「承知しました」の意味だけで返信する場合は、下記のフレーズを使ってみましょう。
- Duly noted.(承知いたしました)
- Noted with appreciation.(承知いたしました)
- Certainly.(了解しました)
「Noted with appreciation」は感謝の気持を込めて「承知しました」と言いたい時に使えるフレーズです。日本語で言う「敬語」で「了解しました」「承知しました」を言いたいときに使えるフレーズです。
社内の上司に英語メールでフォーマルに「了解しました」「承知しました」と伝える場合
社内の上司相手に、英語のビジネスメールを送る事がある人もいるのではないでしょうか。
「了解しました」「承知しました」といった了承の旨を上司に伝えるフレーズを紹介します。日本語の「丁寧語」のように、少しだけカジュアルな返答です。
- Noted.(了解です)
- Noted with thanks.(了解しました)
- That would be fine.(了解しました、大丈夫です)
- Certainly.(かしこまりました)
- Absolutely.(もちろんです)
「Certainly」は上司にもクライアントにも使える便利なフレーズ。親しみを持って「承知しました」と伝えられるフレーズなので覚えておきましょう。
社内の同僚など英語メールでカジュアルに「了解したこと」を伝える場合
カジュアルにメールをやりとりできるような間柄の相手であれば、了承の意味を表すフランクな英語フレーズが役立ちます。
- Noted.
- Okay.
- Understood.
- Got it.
- No problem.
- Sure thing.
- It's fine
これらはいずれも「了解」を示す英語フレーズです。
メール相手との関係性がカジュアルになるほど、口語のような英語フレーズをメールに用いるようになります。
相手が間違えてメールを送ってきた場合の英語フレーズ
あまりないケースではありますが、メールの誤送信について相手が謝罪メールを送ってくる場合の英語フレーズを紹介します。
下記のような英語フレーズで返信して、相手を安心させてあげましょう。
OK, no problem.
「大丈夫だよ」という意味の英語フレーズ「OK, no problem.」。
了解の言葉の後に、相手を安心させる英語フレーズをつけるだけで、優しくて好印象なビジネスパーソンのイメージを相手に抱かせます。
- OK, no problem(大丈夫だよ)
- Don't worry, it's alright(心配しないで、大丈夫だよ)
TPOにあわせて英語のフレーズを使い分けよう
- クライアントには「Duly noted」
- 上司には「Noted with thanks」
- 砕けた相手には「Understood」
英文に苦手意識があると、つい無駄に長い文章を書こうと思いがちですが、英語メールではご法度です。
英語のビジネスメールのポイントは、シンプルにすることです。最も重要な要件から書き始めて、簡潔にまとめるようにしましょう。
今回紹介した英語フレーズを頭にインプットして、英語で話すときにサラッと使えるようになりましょう。
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