会社では、先輩や上司が部下や後輩に指示をして仕事を依頼します。特にそれが重役や役員に提出するような重要なものであれば、なおさら気を遣って仕事を振り、提出前のチェックは抜かりないように行うはずです。しかし、時にはそれでもミスは起こります。ではそういう場合、部下を注意する時のポイントは何なのでしょうか。
1. 自分を振り返る
まず、自分が仕事を依頼したときの状況を振り返りましょう。きちんと重要な事柄を伝え忘れていな
かったか、自分自身が勘違いして伝えていなかったなどを注意する前に考えてみましょう。重要事項を伝え忘れていても、その内容について質問して来ない部下はそれはそれで問題ですが、自分が勘違いして指示をしていたら自己責任です。その場合は相手が自分より下の場合であれ素直に謝りましょう。
2. 怒るだけではだめ
ミスは誰でもします。多いか少ないかは別として、人間はミスをするものです。だからといってミスを注意しないで許してあげる、という意味ではありません。怒られたり注意されたりばかりではやる気が損なわれ、余計にミスします。注意するときは一つでも良いから良かったことを見つけて褒めてあげましょう。一つ怒るときは一つ褒める、を実践すれば部下がミスする可能性も低くなるでしょう。
3. 他者と比較してはいけない
「彼ならもっと速く正確にやってくれただろうな…」とあからさまにミスをした部下の目の前で別の人と比較するような言葉を絶対に言ってはいけません。ましてや相手が同期の人であれば最悪です。そういう言われ方をすると、「それなら最初から、その人に振れば良いじゃないか」という不満がでます。
こうなれば次の仕事にも影響しますし、この同期同士の関係も気まずくなってしまいます。こういう場合は、「今回はミスがあったけど次はよろしくね」という感じの一言をつけてフォローしましょう。
ここでは、大きく3つに分けて説明してきましたが、上司は部下を選ぶことが出来ますが、部下は上司を選べません。時には気に入らない上司とも仕事をしなくてはいけません。仕事をする上で大切なのは、お互いに相手を尊敬し思いやりながら一つのチームとして仕事を進めること。
部下のミスを注意する際は、ただ怒鳴り散らすのではなく部下の立場に立って考えてあげることも大切なのではないでしょうか。
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