仕事をする上でエクセルはとても便利なソフトですが、機能が多すぎて上手く活用しきれていないという方も多いのではないでしょうか。それではもったいないですし、もしかしたら作業をもっと効率よく進める方法がほかにあるかもしれません。今回は、そんなときに心強い味方になってくれるエクセルの資格を紹介します。
1. VBAエキスパート
エクセルにはVBAという簡易プログラミング言語が組み込まれており、膨大な量のデータのコピー、貼り付けといったルーチンワークを自動化して効率化を図るといった使い方から、本格的に開発したツールのような使い方もできるという幅の広さがあります。
その使い方のスキルレベルを認定する資格が「VBAエキスパート」です。
エクセルのバージョン別にベーシック、スタンダードの2種類があり、ベーシックは一般的なビジネス向け、スタンダードはITプロフェッショナル向けです。
もうひとつ、VBA Professional Office 2003という試験科目もありましたが、これは2014年3月末に終了したので、これから新たに取得することはできません。
2. Excel計算処理技能認定試験
エクセルのグラフ・マクロ機能などを使用した表計算処理の作成能力を認定する資格です。
知識だけ身につけても実際に役立てることができなければ資格はただの飾りですが、この試験では表計算とエクセルに関する知識を問う「知識問題」に加えて、実技試験では関数やグラフを用いるばかりではなく見栄えの良い表の作成など、実践的な能力が求められます。
ビジネスにおいて効果的にエクセルを扱える、即戦力になるというスキルを証明できます。
1級から3級まであり、3級は基礎的な内容ですが1級は高度な表計算処理能力が求められます。
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3.マイクロオフススペシャリスト エキスパート
オフィス系資格でもっとも有名なのはマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)ですが、これはあくまでも「私はエクセル・ワードの操作はできます」という証明であって、これをビジネススキルの証明にするには弱いものです。
そのMOSには上級試験があります。
エクセルの上級試験はデータ分析、入力規則の設定、マクロの作成・編集などエクセルの高度な機能の理解が求められるので、スキルの証明としては十分に役に立ちます。
MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト
Word、Excel、PowerPointなどの利用スキルを証明する資格、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
以上が、ビジネススキルとして取得したいエクセルの資格です。VBAエキスパートはMOSやVBAエキスパートのいずれかなど、すでに合格している資格があれば受験料の割引があります。
資格が証明してくれるのは幅広いエクセルの機能の限られた範囲のため、いくつか組み合わせて取得するとスキルアップにつながるでしょう。
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