ビジネスマンがスキルアップするために持っておくと便利な資格、と言うと、それぞれの業界や業種によっても様々かもしれませんが、共通して持っておくと便利な資格、というものは確かに存在します。それはビジネスマンとしてお客様と折衝して行くうえで欠かせない用語であったり、概念と言ったものを、その資格を取得する事によって自然に身に付ける事ができるからです。また、資格と言うものは、たかが資格、と思われがちですが、30代40代になってからの資格取得は、「根気がある」「まだまだやる気がある」といったプラスの評価に繋がりますから、資格はその意味でも、ビジネスマンのスキルアップには有効と言えるでしょう。
ITパスポート試験
情報処理の国家資格であるITパスポート試験は、出題される範囲も広く、ITの事だけでなく、財務諸表の見方の知識や簿記の知識も問われます。また、用語でも、たとえばコア・コンンピタンスであるとかサプライチャーン・マネジメント、ベンチマーク、企業の社会的責任や個人情報保護の重要性など、今ビジネスマンとして当然問われる素養をすべて網羅しており、おすすめの資格です。
仕事の進め方や分析方法、また基本的なITリテラシも身に付くので、その意味でも大変意義のある、お薦めの資格と言えるでしょう。以前までは、情報処理試験とともに年に2回、春と秋に試験が行われていましたが、現在は、随時試験方式に変わり、思い立った時に受験する事ができるようになりました。CBT方式と言って、パソコンで試験を行う方式です。ITパスポート試験の範囲のITリテラシや財務諸表の見方などのスキルは、ビジネスマンにとって欠かせない素要だと言えるでしょう。
ビジネス実務法務検定
こちらは、特に企業の法務分野の知識を問う試験内容となっています。略して「ビジ法」などと呼ばれていますが、年に2回、6月と12月に受験できます。各地の商工会議所が主催しています。ビジネス実務法務検定試験がどんな検定かと言うと、法務部門に限らず営業、販売、総務、人事などあらゆる職種で必要とされる法律知識が習得できます。
例えば、営業で取引先との契約書を締結する場面を想像してください。契約内容に不備や不利益がないか発見し、正しい判断ができれば、トラブルを未然に防ぐことができます。身につけた正しい法律知識は、業務上のリスクを回避し、会社へのダメージを未然に防ぐことができます。同時に、自分の身を守ることにもなります。なお、ビジ法は企業活動の主要分野を多くカバーしているので業種も問いません。ビジネスマンがスキルアップのために目指す資格としてはまさに最適と言えるでしょう。
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