英語の資格には、よく知られている実用英語検定、TOEICなどがある。
英語の資格には、前者では「~級」、後者では「点数」という形で英語のレベルが評価されるのが大きな違いだ。
本記事では、社会人が持っておくと有利となる英語の資格について紹介しよう。
主要な英語の資格:「実用英語検定」「TOEIC」とは?
英語の資格には、さまざまなものがある。
自分の資格の用途と照らし合わせて、受けてみるといいだろう。
実用英語検定の特徴
“英検”という通称で知られる「実用英語検定」。文部科学省が後援している英語の資格だ。
毎年およそ230万人が受験する実用英語検定は、1級〜5級で分けられており、自分がチャレンジしたい「級」ごとに受験することができる。
受験した「級」に、合格あるいは不合格という結果が通知されるのだ。
意外に知られていないのが、この英検は、アメリカやオーストラリアなどの海外留学時に語学力証明資格として使えるということだ。
社会人になってから何か英語の資格を持っておきたいのであれば、この英検の資格も考慮するといいだろう。
ビジネスで通用する英検の級は「準1級」から「1級」である。準1級以上の資格を持っていれば、十分に英語ができる人だと思われるはずだ。
TOEICの特徴
TOEICは実用英語検定とは異なり、合否がない。10点から990点の「点数(スコア)」という形で評価される。
英検が日本国内のみの資格であることに対して、TOEICは世界150カ国で実施されている世界共通の資格なのだ。
テストは、アメリカにあるETS(Educational Testing Service)によって制作されている。
TOEICも実用英語検定と同様に、日本国内では年間で230万人の受験者がおり、主に社会人を中心とした受験者が多いのが特徴だ。
ビジネスにはTOEICが有利
社会人が持っておくと有利な英語の資格は、実用英語検定よりもTOEICが良いとされている。
しかし、「TOEICの スコアが860点もあるのに英語を喋れない人が多い」というコメントが新聞やインターネットなどのメディアで上がっているのが現状だ。
TOEICの評価軸でリーディングとリスニングの能力が重視されていたことが、上記のようなコメントが上がってくる原因のひとつとされている。
最近では、スピーキングを重視したTOEIC SWテスト(Sはスピーキング、Wはライティングを表す)が実施されている。
「英会話」の実力を試したい人には、SWテストを受験してみることをおすすめしたい。
社会人が持っておくと有利な英語の資格として、実用英語検定とTOEICを紹介した。
社会人の英語の資格として大切なのは、使える英語をどれだけ身につけているかということなので、資格取得後も継続した学習を行っていこう。
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