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達成率を上げるために知っておきたい、目標を立てるときの5つのポイント

Shingo Hirono

2018/09/10(最終更新日:2021/01/31)


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「目標を決めると目標達成に向けて頑張れるので、目標を立てることは大切」と言われたことや、見たことがある人もいるのではないでしょうか。

本記事では、ただ目標を立てるのではなく、達成率を上げるための目標を立てるコツをご紹介します。

目標の決め方がわからない人はぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • まず知っておきたい、「目標」と「目的」の違い
  • 達成度を上げるために!目標を立てるときの5つのポイント

 

まず知っておきたい、「目標」と「目的」の違い

目標の立て方をご紹介する前に、まずはよく混同されがちな「目標」と「目的」の違いをご紹介します。

目標は、目的を達成するために立てる指標です。「目的」と「目標」の因果関係を間違えないことを忘れないようにしましょう。

例えば、会社を大きくしたいという目的があるからこそ、会社の年商をアップさせるという目標が生まれます。

「顧客や上司、仲間から信頼される」を目標に挙げている人もいるのではないでしょうか。しかし、「顧客や上司、仲間から信頼される」ことは目標ではなく目的です。

「信頼されるために何をするのか?」ということを具体化したものが目標なのです。この場合は、例えば「指示や頼まれごとは、間を置かずにその日に実行する」というのが目標です。

まずは目標の決め方の大前提として、目標は目的を達成するための指標なのだということを忘れないでください。

 

達成度を上げるために!目標を立てるときの5つのポイント

目標は、目的を達成するために立てる指標であることを頭に入れたところで、以下では目標を立てるポイントについてご紹介します。

自分の目的を達成するための目標を上手に立てると、目的の達成率も上がります。効果的に目標を立てたい人はぜひ参考にしてください。

 

1.高い目的を掲げ、達成するための具体案に落とし込む

目標を立てるときの1つ目のポイントは、高い目的を掲げ、達成するための具体案に落とし込むことです。

目標は目的があって初めて存在します。よって、目標の決め方の第一歩は目的を決めることです。

そして、その目的は個人としてできる限り高いものとすることが望ましいでしょう。

なぜなら、目的が高ければ高いほど、目標をたくさん持つことができるからです。

例えば、「自社を環境に優しい会社にする」という目的を持っているとします。

すると、「会社から排出されるCO2を10%削減する」「原材料の半分を環境に優しいものに変更する」など、目標がたくさん立てられます。

そして目標を立てることで、それに向かって邁進できるのです。

目的があまりに小さなものだと、目標も小さなものとなり、モチベーションも上がってこないかもしれません。

 

2.自分が変えられないことについては目的としない

目標を立てるときの2つ目のポイントは、自分が変えられないことについては目的としないことです。

目的は高ければ高いほどよくなるものではありません。目的があまりに高すぎて実現不可能なものである場合、目標を考え始めた途端に今度は目的まで結びつかない事態になってしまいます。

そして結局中途半端な目標や目的とは関係のない目標を、無理矢理しぼり出す羽目になることでしょう。

例えば「世界を平和にする」のような自分が変えられないことは、控えておくことをおすすめします。自分が現実的に実現できる範囲の高い目的を考えてみてはいかがでしょうか。

 

3.目標は数値化して具体的に立てる

目標を立てるときの3つ目のポイントは、目標は数値化して具体的に立てることです。

実現可能で高い目的を決められたら、次は目標を具体的に決めていきましょう。高い目的を持っていても、目標を「毎日頑張る」のように適当に決めると実現できません。

例えば、健康的になることを目的としたとき、「痩せる」ことを目標にしたとします。「痩せよう」とは思っていてもなかなか結果には結びつかないでしょう。

そのため、例えば「2キロ痩せる」「3日に1回ランニングする」のように具体的な目標を作ると目的も達成しやすくなるでしょう。

また、数値化すると進行度がわかりやすくなり、モチベーションを維持できます。ダイエットの例の場合、毎日体重計に乗って少しずつ体重が減れば自分の努力が報われていることを「数字」で直感的にわかるのではないでしょうか。

 

4.目標を達成する期間を決める

目標を立てるときの4つ目のポイントは、目標を達成する期間を決めることです。

目標は数値化して具体的に決めれていても、期限を決めていなければ目的はなかなか達成できません。

例えば「英語を話せるようになる」という目的のために「TOEICで800点以上取る」という目標を立てたとします。

もし、期間を決めていないと、TOEICは年に数回テストがあるので「次の回のTOEICは勉強不足だから受けるのは辞めておこう」「お金がもったいないから」「勉強する時間が少なかったから」のように自分を合理化して、目標達成から離れてしまう恐れがあります。

そうならないためにも、期限を決めることは大切です。TOEICの例の場合は、「次のテストは650点、その次のテストで700点、次の次で800点を取って、今年中に目標達成するぞ」のように目標を決めることをおすすめします。

 

5.長期目標だけでなく、短期目標(マイルストーン)を立てる

目標を立てるときの5つ目のポイントは、長期目標だけでなく、短期目標(マイルストーン)を立てることです。

高い目的を持っていると、目標を1個立てただけではなかなか目的を達成できない場合があります。

例えば、「家を建てる」という目的を持っていたとします。目標は「2000万円を20年貯めること」です。しかし、20年という長いスパンの目標はあまりに遠すぎて、途中で諦めてしまう可能性があります。

長いスパンの目標は、マイルストーンを立てることによって、モチベーションを保って目標達成まで頑張れるようになります。

家の例の場合は、「1年で100万」「1ヵ月10万」のようにスパンを小さくして目標を立てましょう。

 

具体的な目標を立てることで、達成に近づく

本記事のまとめ
  • 目標は、目的を達成するために立てる指標
  • 実現可能な範囲の高い目的を掲げ達成までの具体案を考える
  • 目標は数値化して、期限を決める

本記事では、目標の決め方についてご紹介しました。

まだ目的が見つかっていない人もいるのではないでしょうか。また、もう既に高い目的を持っていて、目標を決めようとしている人もいるでしょう。

目標を決める上で大切になるのが「目的」です。自分の目的について今一度深く考えてみてはいかがでしょうか。

また、目的を決めた人は目標を決めるステップに移ったときに、期限が決められているか、数値化できているか、マイルストーンは立てているのかなどを考えてみてください。

本記事を参考に、目的を達成できるように目標を決めてみてはいかがでしょうか。

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