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KPIを設定することで生まれるリスクとそれに対する対処法

Tobayashi

2014/03/24(最終更新日:2014/03/24)


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 企業の効率的な経営をする上で、その企業にとって重要な業績を管理するためにKPIを設定して、その業績を管理している企業が多くあるのではないかと思われます。しかし、企業がKPIを設定することで弊害が発生し、逆に正しく機能していないことがあるのです。その弊害を何とかできないものでしょうか。そこで、KPI設定による弊害とその対処法について説明していきたいと思います。

関係ない数字など指標となるものが多すぎる

 KPI設定の弊害としては、KPIが正しく利用されていないことや関連性のない数字などいろいろな指標が使われていることがあります。あまりに関係のない指標を見ていることで、本来関係のないものと結びつけてしまうことや見なくてはいけないものを見ていないことによって、経営改善には全く役に立たなかったり経営が悪化するようなことがあることがあります。さらに、そもそも関連する指標を多く作りすぎてしまってどの数字をどのように管理していいのかということが分からくなってしまうことなどもあげられます。

 このようなことは、KPIというものをよく理解していない状況で行なってしまっていることが原因であり、このようなことが起こらないようにするためには、どの数字がKPIを算定しそれが適切なのかをしっかりと選別したうえで、より少ない数値で判断できるように理解をして運用する必要があります。

KPIを設定していない点を見ない傾向を作る

 KPIを設定する上でもう一つ弊害となる要因としては、KPI設定がされていない部分について見なくなるということがあげられます。先述した部分でも若干触れていますが、一定の指標を見ていないとなると、見ていない部分が本来重要な点である場合や後に重要な点になるかもしれない場合などに、見ていないことで変化をとらえて経営方針などを変更させることができず大きな損失を被ってしまうことがあります。

 このようなことはKPIをよく理解していないことも挙げられますが、時代の変化によって指標がそれまでの方法では利用ができなくなってしまい重要でなくなってしまったといったことなどがあります。そのため、ここでもKPIの正しい理解と共に時代や経済状況の変化などによって、見ておくべき数字も変化するかもしれないという柔軟性を持っておく必要があるといえるでしょう。KPI設定に苦労している方々は、正しい設定を学んだうえで柔軟に対処できるようにしていきましょう。

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