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仕事でしてしまったミスを取り返す方法 ——「次の次で」という意識

uedazyunpei

2014/03/23(最終更新日:2014/03/23)


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by JustinJensen
 仕事でミスをしてしまい、取引先や周囲の人に迷惑をかけてしまった。そういう時、「何とかミスを取り返そう!」と考えることは、ビジネスマンにとって大変良いことです。仕事に対するモチベーションが上がりますし、それで成果が上がれば大きな自信になります。しかし、あまりにその意識が強いと、焦りに繋がってしまい、かえって良い結果が出ないということも少なくありません。ここでは、ミスを取り返すための意識の持ち方について説明していきます。

「次で取り返す」という意識は持たない

 精神的な傷が大きければ大きいほど「何とか早く取り返す方法はないか…」と考え、焦ってしまうもの。例えば営業マンが、自分のミスで取引先を怒らせてしまったが、上司と一緒に謝罪して何とか収まったということがあったとしましょう。その時ミスを取り返そうと焦って自社に不利な取引をしたり、相手にゴマをするような仕事をすれば、自社に損失を与えたり、先方からかえって信頼を損なうことになりかねません。

 ですから、ミスをしてしまった後の仕事は、淡々と遺漏なく進めるべきです。まずは信頼回復のために真面目に仕事をする、これが第一です。時間がかかることもあるでしょう。しかし焦りは禁物。「もう一度足場をしっかり固める」という意識を持って仕事を着実に前へ進めることが大切なのです。

ミスを取り返すのは「次の次で」という意識

 そうやって足場が固まってから、ミスを取り返す方法を考えればいいのです。意識を持っていればチャンスは意外に早く巡ってくるもの。そのタイミングは、ミスをした「次の次」ぐらいに想定しておくと良いでしょう。あるいは「次の次の次」ぐらい。モチベーションを落とさずに真面目に勤務していれば、必ずそのタイミングに気づきます。「ここだ」と思ったら、細心の注意を払いつつ、大胆に攻めましょう。

 ただし、無理は禁物。焦る必要はありません。自分がイニシアティブを持ってする仕事なのですから、もし途中で「これは難しいかも…」と感じたら、「次」を期せばいいのです。意識さえしっかり持っていればチャンスは何度でも訪れます。仕事のミスを取り返すのに、タイムリミットはありません。

 例えばそれが1年後だったとしても、しっかりした成果を上げることができれば、ビジネスマンとして大きなものを手にしたことになります。むしろ1年間もそのモチベーションを保ち続けたことのほうが、より高い価値があるのです。自信にも繋がり、将来に生きる経験と言っていいでしょう。


 「仕事のミスを取り返す」というモチベーションそのものに、大きな意味があるのではないでしょうか。そう考えた時点で、「ミスを契機に、今までよりも強い意志を持って仕事を前進させよう」という意識が芽生えているもの。結果を出すことも大事ですが、高いモチベーションを持って前進していく、その過程に値打ちがあると考えるべきだと思います。

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