「前の会社の取引先の名刺を全部処分して、スッキリした」と思う退職者も多いのではないだろうか。
しかし、名刺を全て処分してしまうのは勿体ないことだ。
後に「あの時、取引先の名刺を捨てなければよかった……」と後悔する日がくるかもしれない。
名刺は大切な情報であり、あなたの人脈そのものだ。
新しい会社でも、その情報を生かせる可能性は十分にある。退職後に独立を目指しているのであればなおさらだ。
処分すべきではない前職の名刺、どう扱うのが正しいのだろうか? 今回は退職後の名刺整理のテクニックを紹介していきたい。
前職の名刺を退職後に整理・有効活用する方法①:2グループに分けて整理する
前職の名刺を「2つのグループ」に整理し直す
前職での取引先の名刺は、退職後にもう一度整理し直そう。
退職前までは以前までの業務がスムーズに進むような名刺整理の仕方をしていたのではないだろうか?
退職後には、それらを「整理し直す」必要があるのだ。
まずは取引先の名刺を2つに分けてみよう。分ける基準は以下の通りだ。
退職後の名刺整理で覚えておきたい「グループ分け」のやり方
- 【グループ①】何度も一緒に仕事をした取引先。社名をしっかり記憶していて、今後も忘れることはない会社
- 【グループ②】上記に当てはまらない会社。直接仕事をしたことはないが、同僚や他の部署の人に紹介された会社
名刺のグループ分けの仕方はいたってシンプル。前職での仕事においての関係の深さで名刺をグループ分けしていこう。
「名刺グループ①:社名をはっきり記憶している会社」は五十音順に整理する
「社名をはっきり記憶している会社」のグループについては、社名や人名の五十音順に名刺を整理しよう。
五十音順に整理しておくことによって「あの人、あの会社に連絡とりたい」と思ったときに、社名もしくは人名をはっきり覚えているため、すぐに目当ての名刺を見つけ出すことができる。
「名刺グループ②:直接仕事をしたことはないけど名刺交換した会社」は業界別に分ける
一方で、記憶や関わりの薄いグループ②の企業は、業界の種類別に整理しよう。
「金融関係ならあの会社」「法的なことはこの会社」というように分類すれば、ざっくりとした記憶でも名刺が役立つかもしれない。
前職の名刺を退職後に整理・有効活用する方法②:仕事場に名刺を置いておく
【退職後の名刺活用テクニック】整理した前職の名刺は、常に仕事現場に置いておく
再度整理を行った名刺は新しい職場のデスクの引き出しの中にしまっておこう。
自宅で管理をしてしまうと、連絡をとりたいと思ったタイミングで相手にコンタクトをとれなくなってしまうからだ。
また、自宅で管理をしている場合、名刺ファイルをしまった場所を忘れてしまう可能性がある。
常に仕事現場においておくことで、迅速に目当ての名刺を見つけ出すことができるのだ。
【退職後の名刺活用テクニック】仕事に行き詰ったときに「前職の名刺」を眺める
仕事を進める中で、「この案件は、前職の時のあの取引先に話をもっていくと、新しい展開ができるかもしれない」「この商品は、あの会社が興味を示しそうだ」と思いつくこともあるだろう。
そんなとき、前職の名刺があれば担当者に直接コンタクトをとることができる。
また、前職の名刺を眺めることが、仕事のアイデアを考えるときのヒントになる可能性もあるだろう。
仕事に行き詰ったとき、前職の名刺ファイルをめくってみてほしい。きっとあなたの前職の名刺たちが「仕事の視野を広げるためのツール」として役立ってくれるはずだ。
本記事では前職の関係でもらった名刺を持ち出してもいい場合を想定し、退職後の名刺の取扱方について紹介してきた。
もしかすると、名刺の権利の所在が企業に帰属している可能性もある。退職前には名刺の処分方法について確認しておくといいだろう。
退職前の取引先の名刺は、それまで経験した仕事の実績の証、大切な財産だ。
すぐに処分してしまうのではなく、今後の仕事に生かす財産としてきちんと整理し、大切に保管しておいてほしい。
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