入社して間もなく、仕事を怖いと感じてしまう新入社員がいるようだ。ある新入社員は、取引先の商品の取り扱いを間違えてしまい、取引先から電話で叱られてから電話に出る仕事が怖いと感じるようになってしまったらしい。また、営業職に就いた新入社員が、訪問先で断られるのが怖いので、顧客訪問の仕事をすることができないケースなどがあるようだ。
決められた仕事に恐怖を感じて仕事ができないと、周囲に注意されたり批判されたりしてプレッシャーを感じて余計に仕事が怖いという気持ちが増幅するという悪循環を引き起こす。新入社員が仕事の怖いポイントを克服し、仕事に慣れるためにはどのような対策が必要なのだろうか。
なぜ仕事が怖いのかを理解する
仕事が怖いと感じる人は、まずなぜ怖いという気持ちを抱くようになってしまったかを考えるこからはじめるのがいいだろう。人間、誰でも失敗することは怖い。そして、失敗して叱られた経験から仕事を怖いと感じるようになってしまう。
しかし、入社してすぐに仕事がバリバリできて、成果を上げている人はほんのごくわずかである。初めは失敗を繰り返し、戸惑い、怖いという気持ちを抱えながら仕事を覚えていけばよいのだ。「失敗しても仕方がない」と開き直るわけではないが、もう少し肩の力を抜いて一つ一つの仕事を地道に積み重ね、仕事に対する怖い気持ちをなくしていくことが大切だ。
ただ、同じ仕事の失敗を何度も繰り返してしまうことはやめるべきである。そのためには、一度仕事で失敗したことや注意を受けたことなどは必ずメモを取り、何度も見直すようにしよう。前回の仕事での失敗を忘れないことで、次に仕事をする時にその失敗を回避することができるのだ。
無理をしているから、仕事が怖い
新入社員は初めのうち、職場の人に良く見られようと思って無理をして仕事をしてしまうことがある。辛いのに笑顔を作ったり、やったことのない仕事なのに「できます」と言ったりしても、何日かすれば本来の自分が出てき仕事を失敗させてしまい、逆に周りをがっかりさせてしまうばかりだ。
初めから無理をせず自分らしくしていれば、自分にとって到底無理な仕事を与えられ、仕事が怖くなるというようなことにはならないだろう。
良い人間関係は、仕事が怖い気持ちを楽にさせる
仕事が怖いと感じる新入社員が怖さを払拭するためには、まず職場に慣れて良い人間関係を築くことだ。人間関係がうまくいかなければ、仕事に行っても楽しくない。逆にうまくいっていれば、失敗した時やわからないことがあった時には気軽に聞くことができ、仕事に対する怖い気持ちを和らげることが出来る。
そのためには、まず同じ部署の先輩や同期の名前と肩書きを覚えよう。特徴や趣味などもメモしておけば覚えやすいなど、話す機会ができたときの話題作りにもなる。また、ランチや飲み会などに誘われたら出来るだけ参加して上司や先輩、そして同期とも積極的にコミュニケーションをとることが大切だ。その中で先輩方が、自分の仕事についてアドバイスをしてくれることがあれば、仕事の失敗も少なくなっていき、怖いという気持ちもなくなっていくだろう。
そして、一番大切で基本的な仕事は挨拶をすることだ。新入社員なのだから「おはようございます」「お疲れ様です」などの挨拶は、相手より先にするべきである。さらに「今日もよろしくお願い致します」「今日もありがとうございました」などと付け加えると、相手に良い印象を与えだろう。自分でも努力して周りに働きかけることで、仕事や職場に慣れていくことができる。
この記事が、明日から仕事に立ち向かっていく読者を勇気づけられたら幸いだ。仕事が怖いと思っている人たちはこの記事を参考にして、一つ一つキャリアを積み上げてぜひ仕事を楽しんでほしい。
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