独立して成功する人と失敗する人の考え方の5つの違いとは？独立する前にするべきこと

目次

+優秀な人＝独立して成功な人、ではない

+独立して成功する人と失敗する人の考え方の5つの違い

+独立する前にしておきたい5つのこと

+独立して成功するためには、独立前の覚悟と考え方が重要

「いつかは独立して成功したい！」と思っている人もいるのではないでしょうか。

独立をして成功するか失敗するかは、実は独立する前から、かなりの確率でわかるといわれています。

本記事では、独立に成功する人と失敗する人では、独立前の考え方にどのような違いがあるのかについて紹介していきます。

「自分は優秀だとよく言われるから、独立してもやっていけるのではないだろうか」と軽い気持ちで独立を考えている人もいるのではないでしょうか。

優秀な人だからといって、独立して成功をつかめるとは限りません。

会社を起業して、1年以内に廃業になってしまう会社は、全体の約30％といわれています。

そして、10年以上続く会社は、全体の30％もありません。

起業してからたった1年で潰れる会社が3分の1もあることに驚いている人も多いでしょう。

独立して成功する人は、ほんの一握りであることを覚えておいてください。

また、「独立のリスクってそんなに高かったのか」と驚いている人もいるでしょう。

以下では、独立を成功させるための考え方を5つご紹介します。

安定していた仕事を辞めて独立するには、何よりも「どんな事業で独立するのか」が明確になっていることが大切です。

独立をすると、自分の判断ですべての物事を決めなければいけません。与えられた業務をこなすことが仕事だった人は、そもそも自分自身で決定して仕事を進めていくことが苦手な傾向にあります。

しかし、明確なビジョンなしに見切り発車で、新しい事業を初めてしまうと、失敗する可能性が高いです。

なぜなら、目標がない人は芯がブレてしまい、何かをやろうとはするものの中途半端な結果に陥るからです。

独立に成功する人は、明確な事業ビジョンを持っており、数年後の自分が見えています。

まずは会社でこれまで行ってきた業務を、独立後に請け負うと決めてから独立を始める人もいます。

失敗する人は、自分が得意な事業だからやる、知り合いに誘われたからやる、など、将来設計ができていない場合がほとんどです。いくら自分が得意な分野だからといっても、事業がうまくいくわけではないのです。

2．自分のスキルを客観視できている

独立して成功する人の2つ目の特徴は、自分のスキルを客観視できていることです。

根拠もなく「自分はすごい」と、自信満々の人を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

自分のスキルを過大評価していると、いざ独立した際に、仕事が受けられない、回らない、終わらないということが起こりかねません。

自分のスキルを周囲と比較し、客観的に判断してみましょう。

また、独立すると自分の得意分野だけではなく、不得意の分野や、やったことがない分野の仕事をやる必要もあります。

まずは自分の専門分野で「独立してもやっていけれる」と自信がつくまで、スキルを伸ばしてから独立するほうが成功率は高まるといえるでしょう。

独立するとこれまでの閉塞的な世界から解放され、自分で自由に事業を育てられます。

しかし、自由に事業を育てるというのは、いいことだけではありません。思い通りに行かず、不安になったり辛くなることもあるでしょう。独立前に、頭の中で不安になることもあるのだろうと思っていても、それ以上の不安に襲われると、パニックになることもあります。

「独立さえすれば何かが劇的に変わるのでは」と無意識に考えてしまっている人もいるのではないでしょうか。

実際は独立したとしても華やかな業務だけが待っているわけではなく、これまで嫌々行ってきたルーチン業務もこれまで通り、しかも独立後は一人で継続してやらなければいけないのです。

独立して成功する人は、夢を描くのではなく現実を冷静に考えられる人です。

独立するだけで、すべてが変わるわけではないとはっきり理解することが大切です。

独立して失敗する人は、もうこれからは完全に新しい人生が始まるのだと考えてしまう人です。独立に夢を抱く人は、変わらない現実を嘆くだけになってしまうでしょう。

独立して成功する人の4つ目の特徴は、独立してやり遂げたい信念があることです。

独立して好きなことだけで仕事をやりたいと思っても、うまく行かないときも必ずあります。

うまく行かなかった際に、「もう辞めてしまおうかな」と思ってしまう人もいるでしょう。

心が折れかけた時に、やり遂げると誓った信念を思い出すと、初心に帰り「もう一度頑張ろう」と思えます。

独立して成功する人の5つ目の特徴は、物事をシンプルに深く考えれることです。

物事を深く考えるのが苦手でいつも途中で放り投げてしまうという人は、注意してください。

独立すると、自分の力で仕事で起こる問題や改善点を探さなければいけません。

確かに、物事を大雑把に考えれることは、素晴らしいことですが、問題点や改善点を大雑把に考えてしまうと仕事はうまくいきません。

様々な要素が絡み合う問題点を、シンプルに考え、何をするのが一番いいのかを真剣に考えることが大切です。

独立する前にしておきたい5つのこと

独立をするときに成功する人の特徴には、当てはまっていましたか？独立前にはすべて当てはまるように努力したいところです。

また、独立することを決めた人は、以下の5つのことを独立する前にやっておきましょう。

1．収入源を検討する

独立する前にしておきたいことの1つ目は、収入源を検討することです。

独立をしたとしても、生活するための収入がないと生きていけません。生きるための最低限のお金をどのように手に入れるのかを考えおきましょう。

また、収入源だと思っていた仕事がなくなった場合に備えて、独立前に貯金をしておくことをおすすめします。

明日を生きるためのお金がないと、事業を考えるどころではないからです。

2．ビジネスプランを検討する

独立する前にしておきたいことの2つ目は、ビジネスプランを検討することです。

独立するからには、成功したいですよね。ビジネスプランは独立してから考え出すのではなく、事前に、具体的に考えておきましょう。

ひとつのプランが成功しなくても、次のプランに移すために、プランBも考えておくことをおすすめします。

また、プランを考える上で大切なのが「具体性」です。「こうすればこうなるだろう」のような曖昧なものを実行すると、必ず思っていたものと違うことになります。

プランを実行する前に事業計画書を作成して、数字として表してみるなどして、確実に成功することを確信したプランを用意しましょう。

3．会社に勤めているからこそ得られるスキルを身に付けておく

独立する前にしておきたいことの3つ目は、会社に勤めているからこそ得られるスキルを身に着けておくことです。

独立をすると、自分の足りなかったスキルが見えてきます。しかし、不足していたスキルを勉強するための時間を確保することは難しいでしょう。

会社に務めている間に、必要なスキルをすべて習得しようという志を持って、努力することをおすすめします。

また、会社には、先輩や上司など頼れる存在がいます。独学で勉強するよりも、人に教えてもらったり、見本にしたりするほうがスキルは身につきます。

「今すぐ独立したい！」と思っている人も、今働いている会社は独立するための準備期間だと思い、スキルを習得してから独立をすることをおすすめします。

4．人脈を広げておく

独立する前にしておきたいことの4つ目は、人脈を広げておくことです。

「自分の力だけで独立したい」と思っている人もいるでしょう。

しかし、独立すると、基本的に孤独になってしまいます。相談相手もおらず、すべての判断を自分で悩みながら行うと、失敗する可能性が高いです。

人脈を広げておいて、相談をできる相手や協力してもらえる相手を探しておきましょう。

また、人脈を広げておくと、「君なら任せられる」「協力者を紹介する」などと、他の仕事やキーパーソンに繋いでもらえる可能性もあります。

5．自分の信念・成し遂げたいことを明確にする

独立する前にしておきたいことの5つ目は、自分の信念・成し遂げたいことを明確にすることです。

成功する人は、やり遂げたいことを明確にイメージしています。

「どんな筋道で仕事をやろうと、このことだけは成し遂げるぞ」という強い意志は、成功に導いてくれます。

まだ、何をやりたいか決まってない人は、自分が何を大切にしているかを深く考えてみてください。

自分が大切にしていることに、自分の信念を見つけるヒントが隠されているでしょう。

独立して成功するためには、独立前の覚悟と考え方が重要

「独立したいけどスキルが足りなかったかも」や「客観的に自分を見れていなかったかも」と思った人もいるのではないでしょうか。

本記事を参考にして、さらに自分磨きを重ね、独立後に成功できるよう準備を進めてみてはいかがでしょうか。