薬局を覗けば「花粉対策に!」というポップが一番目につきやすい場所に置かれ、ゴーグルのような眼鏡をかけている人をちらほら見かけるようになり、花粉症の季節が今年もやってまいりました。
人口のうち20%の国民が花粉症と言われている、日本。ビジネスマンの方々・キャリアウーマンの方々も、例外ではありません。
仕事を邪魔してくる、花粉症
花粉症の症状として思い浮かぶものは何でしょうか?目がかゆい、鼻水が出る、くしゃみが止まらない、頭痛がする…。パソコンで資料作成しないといけないのに目がウルウルでは困りますし、鼻水に気をとられながら・くしゃみをしながらプレゼンするなんてもってのほか!皆様にもそういう体験があるのではないでしょうか?実際にビジネスマンの90%以上が「花粉症によって仕事のパフォーマンスは落ちていると思う」と回答している調査結果があるほど。
花粉症の症状自体も十分仕事の邪魔をしているのですが、対策のために服用する薬もパフォーマンス低下の要因になってしまっています。眠気・だるさを感じたり、集中できない、判断力が低下したりします。もちろん処方する医師や薬剤師の方は十分に説明をした上で提供してくれていますが「花粉症だから会社休みます」とは言えないため、薬を服用して仕事をこなすことになります。しかし、それが時に大きなミスを引き起こす可能性があるため、自己判断で「今日は飲むのをやめよう」と判断するビジネスマンも少なくありません。
薬以外で花粉症に対抗するには?
実は花粉症を大幅に改善させる「減感作療法」という方法があるのです。これは花粉エキスを体内に入れ、花粉に対する免疫を作り体質を改善するという治療法。免疫がつけば鼻水やくしゃみに悩まされることも薬を怖々服用する必要も、なくなります。ただ先頃まで主流とされていた「皮下減感作療法」は週1〜2回の通院を2年間は続けなければならないということ、注射をしなくてはならないということ、この2点から花粉症ビジネスマンからは敬遠されていました。
ですが、今シーズンからもっとお手軽に行える「舌下減感作療法」で治療してもらえるようになったのです。
「舌下減感作療法」は、その名の通り舌下においたパンのかけらに花粉エキスを目薬をさすように染み込ませ2分間ほど待ち、エキスが染み込んだパンをごくりと飲み込むだけ。しかも1日1回でオッケー、自宅で行えるというお手軽さです。継続期間は2年と皮下減感作療法と変わりませんが、体質改善には時間がかかるので粘り強く続ける必要があるでしょう。しかし舌下はアレルギー反応への免疫機能を持つリンパ節に影響を与えやすい部位ということもあり、個人差はありますが投与開始3週間で効果が出て来る方もいるそう。
今シーズンはもう間に合わないかもしれませんが、来シーズンの花粉症のためには6月〜10月の間から始めるのがオススメ。しかも今年の6月頃には保険が適応されるようになるので、費用面も長い目で見ると毎年花粉グッズ・薬を購入するよりも安くつくことでしょう。ただ舌下減感作療法は「スギ花粉」に反応する方向けなので、 ヒノキがダメな方には効果はあまり期待できないかもしれません。
3月・4月は年度末・新年度であり、ビジネスマンにとっては重要な季節。出来るだけ仕事のみに集中したいというのが本音でしょう。そのためにも「舌下減感作療法」という治療法で花粉症を改善させてみてはいかがでしょうか。
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