就職や転職の際にほとんどの人が経験する面接。面接官によっては質問数が多いことも少ないこともあるでしょう。質問が多い場合、答えるのは大変でも自分に興味を持ってくれていることで不安になることは少ないかもしれません。しかし逆に質問が少ないと不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。ここでは質問の数が少ない面接官の意図は何か、どう対応すればよいのかについてお話しします。
面接官のポリシー
ベテランの面接官に多いのが、ポリシーとして質問の数を少なくするというケースです。多くの人の面接を行ってきたことで少ない質問の中で応募者の人間性や能力を見抜くことができる、と考える面接官も中にはいます。彼らは最初から「質問は3つだけ」というように決めて、面接に当たっているわけです。
このような場合には戸惑うかもしれませんが、その少ない質問に対して1つ1つ事前に準備してきたことを答えれば大丈夫です。「3つだけの質問で終わってしまったが、自分はそんな魅力のない人材に見えたのだろうか」などと、取り越し苦労をする必要はありません。それが相手にとっては十分な面接だったのです。
「間」を意図する
もう1つ考えられるのが、面接担当者が会話の「間」にこだわって、あえて少ない質問数にする場合です。1つの質問をしたあと、意図的に長い「間」をとってあなたの反応や対応を観察するという面接官もいるのです。人間はそうした「間」を恐れ、「間を埋めたい」と思ってしまうものです。そのため、そこでよけいなことを口にしてしまう。質問もされていないのに「大変緊張しておりまして」というようなことを口走りがちですが、それは完全にマイナスです。
質問の間にどんなに長いインターバルが生じても、その「空白」は放置しておけばいいのです。「どうしたんだろう」というような表情を見せる必要もありません。焦らずに次の質問を待つようにしましょう。面接官から「ではこれで」と言われた時も「これでもうおしまいですか?」などと逆質問してはいけません。平然と「ありがとうございました」と席を立てばいいのです。
いずれのケースも「動じないで平然と対応する」ことが一番です。興味を持たれていないのではないかとビクビクしてしまうのではなく、すべての質問に的確に答えることを心がけましょう。
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