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転職活動をしている人が面接を辞退するときの理由の伝え方

Riko Kaneda

2014/03/21(最終更新日:2014/03/21)


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転職活動をしている人が面接を辞退するときの理由の伝え方 1番目の画像
 転職活動を進める中で、予定していた面接を辞退したいということもあると思います。「他社の内定が先に決まったから」という理由が、おそらくもっとも多いでしょう。他にも、病気や怪我で物理的に面接へ行けなくなったというものや「なんとなく自信がない。面接を受けたくない」という精神的な理由で辞退するケースもあると思います。病気や怪我の場合はそれをそのまま正直に伝えればいいのでここでは省略し、それ以外の理由で辞退するケースの伝え方を紹介します。

他社の内定は正直に伝える

 多くの転職希望者が悩むのが、他社の内定が出てそちらに就職することを決意した場合でしょう。辞退するのが2次面接であり、1次面接の際に「他にも受けている会社はありますか?」と質問され「YES」と答えているなら以下のように伝えるといいでしょう。

「先日の面接の際にお話ししましたとおり、私は他の会社も受けておりました。そちらのほうの内定を本日いただきましたので、貴社の2次面接は辞退させていただきたい と思います。」

 それでは、同じ理由で1次面接を辞退するときはどうしたらいいのでしょうか。いろいろな考え方があると思います。「一身上の都合で」を理由としてあげることもあるかもしれません。それがマナー違反だというわけではありませんが、これでは理由になりません。面接担当者に対して、不親切な理由説明と言っていいでしょう。この場合でも正直に他社からの内定通知を伝えたほうがいいと思います。例文を以下にあげます。

「大変申し訳ないことなのですが、お約束の面接をご辞退申し上げたく連絡させていただきました。実は本日、先に面接いたしました他の会社から内定の通知をいただきました。私としましては、少しでも早く仕事を始めたいと考え、そちらでお世話になることを決めました。本当に申し訳ありません。御理解いただければ幸いです。」

 ポイントは「少しでも早く仕事を始めたい」という説明。これは転職者ならではの、相手を傷つけない辞退理由と言っていいでしょう。

精神的な理由で辞退するケース

 難しいのが「なんとなく自信がなくなった」とか、単に「面接の緊張感に耐えられそうにない」といった、精神的理由で辞退するケースです。新卒者ならともかく、社会経験のある立派な大人がそのまま正直に伝えるわけにはいきません。この場合でも「一身上の都合」という説明は、できるだけ避けたほうがいいでしょう。そこでおすすめしたいのが以下のような説明のしかたです。

「大変恐縮なのですが、私事で思わぬことが起こり状況が変わってしまいました。プライベートなことなので、詳細は御勘弁いただきたいと思います。」

 面接担当者は「何か家庭内でアクシデントが起きたのか」と解釈してくれるでしょう。

 いずれも、相手に対して失礼にならず、また転職活動中であることを生かした辞退理由の説明方法です。どのような理由であっても、メールではなく電話で直接担当者と話すようにしてくださいね。

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