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ビジネスに必要となる法務に関する資格とその必要性

Tobayashi

2014/03/19(最終更新日:2014/03/19)


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 ビジネスと法務は切っても切り離せません。民法、商法、労働法など経営には多くの法律が関わってきます。場合によっては、法務の知識がないばかりに損害賠償請求されることもあります。法務への知識がある人間がいない会社はかなり危険であることは間違いありません。

 実際の会社では、経営者が法務に携わっていることもあれば、別の担当者がいることもあるでしょう。では、法務を任された場合どうすればいいのでしょうか?もちろん、法律の勉強です。しかし、法律というのは範囲が広く、闇雲に勉強をするのはお勧めできません。こういう時に役に立つのが資格です。ビジネス法務に関する資格があるので、それを勉強すれば自然と法務に関する知識が身につくでしょう。

需要が増すビジネス実務法務検定

 近年は企業の「コンプライアンス」が叫ばれるようになってきました。コンプライアンスとは、法令順守のことです。近年、労働基準法違反で監督署の査察が入ってしまった企業、損害賠償を請求されてしまう企業、個人情報の不正な取り扱いで信頼を失ってしまった企業など法を守らないばかりに不利益を被る会社が後を絶ちません。一昔前は、緩かった部分もあるのですが、現在では非常にコンプライアンスが厳しいです。

 経営ではやはり法務に関する知識が必要になるのですが、弁護士や行政書士などの法資格は難関ですし、ビジネス以外の法知識も含まれていて無駄があります。そこで現れたのがビジネス実務法務検定です。

ビジネス実務法務検定の試験内容

 ビジネス実務法検定の資格所得を通して、ビジネスにおいて業務上のリスクを未然の察知して法的にチェックし、問題点を解決するほう知識を学ぶことができます。出題範囲は個人情報保護に関する法律・労働法・知的財産権などに関する問題から、企業活動の根底にある法理念などの問題までに非常に広いです。

 級は3級〜1級まで分かれています。3級は、ビジネスパーソンとして業務上必要な最低限の基礎的な法律的な知識が問題に出題されています。3級は法務担当以外の人間も知っておくべき知識です。2級は、企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家への相談などの対応ができる、実務的な知識が出題されます。2級は管理職候補としてお勧めされている資格です。1級は、ビジネスに関する法律を全般的に知っており、それを実務上に多面的に応用するための知識が出題されます。1級になると、法務部門の専門家を目指すような人が取るものです。

 会社の法務部門の担当者がとるとしたら、ひとまずは2級までで大丈夫でしょう。また、3級はビジネスパーソンが持っておくべき知識なので、新入社員に取らせてもいいでしょう。法務の勉強はつい後回しにしがちですが、法に関する知識不足は一歩間違うと会社の経営を揺るがしかねません。ぜひ、ビジネス実務法務検定を通して勉強してみてください。

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