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面接で「志望動機」を答える時にやってしまいがちな3つの失敗

Shingo Hirono

2014/03/19(最終更新日:2014/03/19)


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by talat.
 就職、転職の面接で答えの準備に多くの人が苦労するのが志望動機ではないでしょうか?「なぜ就職したいのか?」「なぜこの業界、業種、職種を選んだのか?」という質問に対しての答えを準備するのは、さほど難しくないでしょう。しかし「どうして我が社を?」と聞かれると、答えに窮してしまうことが多いと思います。ここでは、面接で志望動機を答える時にやってしまいがちな失敗を3つ紹介します。

1. 業界の魅力だけをアピールしてしまう

 一番多い失敗は、その業界の魅力だけを熱くアピールしてしまうこと。これは、その業界内で「なぜ、その会社を選択したのか?」という説明が、明確に出来ていないことで生じる失敗です。

 多くの人は、同じ業界の複数の会社の面接を受けていることでしょう。その場合、同業他社であるA社、B社、C社についてはっきり差別化し「こういう理由から御社で働きたい」とアピールすることは至難の技です。

 そのため、志望動機を質問されても、その業界に対する興味・意欲を説明するしかなく、「では、この業界の中で弊社を選んで応募した理由は何ですか?」と問われると、答えにつまってしまうのです。

2. 間違った情報による失敗

 先ほどのような事態に陥らないためには、事前の情報収集が不可欠になります。その業界の情報だけでなく、個々の会社の情報を集め、「ここが魅力的だから、御社に応募した」と答えられる準備をしておきましょう。

 しかし、その準備がいい加減であったり情報の正誤についての検証が十分でないと、思わぬ失敗をしてしまうこともあります。例えば、「御社で推進しているプロジェクトに大変興味があり、ぜひそれに関わらせていただきたいと思いました。」と答えたとします。面接官から、「ああ、それは2年前に凍結したプロジェクトです。今は、プロジェクトの再開の予定も立っていません。」と言われてしまったらどうでしょう。つまり、その会社を志望する動機自体がなくなってしまったということになるのです。

 最悪なのは「それが同業他社に関する情報です」と言われてしまうケース。情報収集は慎重に、「聞きかじった安易な情報」を披露すると失敗につながります。

3. 自分本位の志望動機

 これもありがちな失敗で、社会経験の希薄な面接受験者が自分本位の志望動機を自信満々に話してしまうのです。「御社は自分にふさわしい会社である」「自分に合っている企業だと思う」「御社なら自分の力を最大限発揮できる」といった、根拠も裏付けも何もない、ただ「自分」をアピールするだけの志望動機はNG。面接官の耳には、むなしい自慢話にしか聞こえません。まして「御社で自分探しをしたい」などと、志望動機の答えになっていないようなことを話せば、その面接は失敗に終わるでしょう。


 ここでは、面接で志望動機を答える時にやってしまいがちな失敗を3つ紹介してきました。こうした失敗をしないためにも、情報収集と論理的な話の組み立てを行い、オンリーワンの志望動機を準備しておくべきではないでしょうか。

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