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組織が機能しなくなる原因と上手くまわる限界の人数

Tobayashi

2014/03/21(最終更新日:2014/03/21)


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 組織は、人数が多すぎたり少なすぎてしまうと破綻してしまい、上手く機能が働かなくなる場合があります。ここでは、上手く組織が回転しない原因やその人数の限界についてご紹介します。 

組織が機能しない原因

 ビジネスにおける組織とは、目的を達成するために存在します。一人では達成できない課題があるため複数人集まり組織が作られます。組織が機能しない原因にはいくつかありますが、まず組織の為に何か行動を起こさなくてはならないという意識からくるのではないでしょうか。 

 それは「組織の一員のためその仕事をしなくてはならない」「組織の一員のためその人が仕事をするためにモチベーションをあげなければならない」「組織の一員であるため、苦しさや楽しさは共有すべきだ」という考えです。これらを他のメンバーにも押しつけると目的にもなかなか近づけず、組織は破綻してしまうことでしょう。もう少し余裕を持って組織について考えることが大切です。

 また、組織には「仕事が出来る人」が必ず必要だという考え方もあります。確かに出来る人がいれば、仕事は円滑に進むことでしょう。しかし、出来る人がいるから全ての仕事がまわるということではありません。出来る人の能力はもちろん大切ですが、優秀な人同士がチームを組めば、主張の違いの為にぎくしゃくしてしまう場合もあるので、雑務をこなすような人が近くにいる方が力を出しやすいようです。チームは、リーダーとメンバーのバランスが重要です。 

組織におけるリーダーとメンバーのバランス

 組織と言っても大きさには差がありますが、ここでは分かりやすく開発チームの場合について説明します。開発チームであれば、チームのベスト人数は3~10人であると言われます。これは、世界中の人たちの経験則に基づいたベストプラクティスになります。チームの人数は10名を限界としているため、それを超える場合にはチームを分割して適切な人数を保つことが良いとされます。

 逆に人数が少なすぎると、チームの課題を解決するためのアイデアの多様性が欠如するという問題が起こります。良いチームを運営するためのポイントは、コミュニケーションコストを上げず、有機的なチームを作ることです。そのためには多様性を確保しつつ、それぞれのスタイルで作業をこなしていくことがよいでしょう。 10名を限界としたバランスのよいチームを作り上げることが組織の効率化を図るコツです。

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