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ベンチャー企業が成長していくために必ず必要となる3つの条件

Tobayashi

2014/03/18(最終更新日:2014/03/18)


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 ベンチャー企業とは、高度な専門知識や独自の新技術を基に、ニッチ市場への参入や新規事業の開拓など大企業では実施しにくい創造的・革新的な事業展開を行う中小企業のことを指します。

 1990年代後半にアメリカのシリコンバレーでベンチャー企業が急成長した事からその名が世間に広まり、日本においても起業という概念が若年層の間で定着し活発化しました。日本におけるベンチャー企業の主な業態としては大学の研究内容やIT・情報関連が挙げられ、ベンチャー企業に求められる資質として成長性が挙げられます。ここでは、新たな市場で継続的な成長を遂げていくために必要な条件についてご紹介していきます。

経営ビジョンを明確化する事 

 大企業は様々なジャンルに販路を見出して経営しており、リスク分散された安定的な事業運営を行っています。しかし、ベンチャー企業となると特化した専門性を武器に事業運営を行う必要性があります。また、大企業のように充分な資金や人員もないため、様々な分野に手を広げて経営のリスクテイクを行う余裕はありません。

 ベンチャー企業に求められる事は、専門性を生かしどういった方向性で事業を展開していくのか、どのような分野でトップ企業を目指していくのかといった経営ビジョンを明確にしておく事です。そうすることによって、企業が持つべき目標が明確化され事業の方向性が理解しやすくなります。また、社員が経営ビジョンを知る事によって自らの業務目標が明確になるだけでなく、社内の団結力を強め事業を前進させる好循環にもつながります。 

チャレンジ精神を持ち続ける事 

 ベンチャー企業とは、そもそも創造的・革新的な事業を目玉とし経営を行う企業であり、基本的にチャレンジ精神が土台にあると思います。また、ニッチ市場や新興市場といった大企業が踏み込まない特殊市場へ参入しているため、変化を好まず同じ事業内容を継続していては別の新興企業に市場シェアを取られてしまう危険性が高くあります。

 こういった厳しい環境化で生き残るためには、多少のリスクを厭わずチャレンジしていく気持ちを継続して持つ事だと思います。もちろん新しい事業展開を行う際はリスク分析を行い内容を検討すべきではあります。しかし大企業のような様々なリスク分散方法を持ち合わせていない分、可能性あるものには果敢にチャレンジし続け、一つでも多くの事業を成功に導いて欲しいと思います。 

経営に対する危機感を忘れない事 

 ベンチャー企業を立ち上げるにあたり、多くの起業者は強い情熱とチャレンジ精神を持って起業を決断しました。起業後もしばらくの間は気持ちの勢いが衰えず経営に精進していく事と思いますが、その後経営状況が良くなってきた途端、あたかも目標達成したかの如く錯覚し気持ちが落ち着いてしまい、企業の勢いも衰えてしまう事が多々あります。

 これでは本来掲げていた目標達成には至らず、企業の存続自体も危うくなってしまいます。ベンチャー企業のあるべき姿は成長性の継続である事から、経営に対し常に危機意識を持ち、市場環境を見つめ事業を変化させていく事が大事だと思います。

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