マネジメントという言葉は誰しも耳にしたことがあると思います。組織を管理する立場になればマネジメント能力が問われますし、マネジメントによって組織は良くも悪くもなります。では、マネジメントとリーダーシップは何が違うのか分かりますか?実はマネジメントとリーダーシップは両方なければ意味の無い概念なのです。
マネジメントはボトムアップ
そもそも、マネジメントとはどのような意味なのでしょうか?マネジメントとは、ビジネスにおいて資産・人材・リスクの管理を行い、経営最適化を行うことを言います。一般的には人材の管理という意味合いで使われることが多い言葉ですが、状況や資産についての評価や調整、計画など組織が能率的に機能するようための働き全般というのが正しいマネジメントの意味なのです。組織の全体像を把握した上で、必要な調整作業を行うマネジメントですが、その作業はトップダウンではなくボトムアップで行います。
リーダーシップはトップダウン
これに対してリーダーシップとは、同じ作業をトップダウンで行うことです。マネジメントが組織の意思を汲みながら調整を行っていくことだとすれば、同じように組織が能率的に機能することを目的としながらも、目標を定めて指示を出すのがリーダーシップだと言えます。組織の全体像を把握しなければらないのはマネジメントと同様ですが、調整作業を行うだけではなく、決断し、導くのがリーダーシップなのです。
マネジメントとリーダーシップは車の両輪
では、マネジメントとリーダーシップにはどのような関係があるのでしょうか。マネジメントとリーダーシップのどちらも、組織が能率的に機能するために不可欠な要素です。その中でマネジメントがボトムアップであり、リーダーシップがトップダウンであるというのが大きな違いです。
マネジメントとリーダーシップの関係とは、言ってしまえば車の両輪です。マネジメントが柔であればリーダーシップは剛。組織の意思をすくいあげて調整作業を行うのがマネジメントであり、その中で決断をするのがリーダーシップなのです。マネジメントだけでは、組織は方向性を見失ってしまいます。逆にリーダーシップだけでは、組織内での意思疎通を図ることができず、内部にいる人が組織の状態を把握できません。
マネジメントとリーダーシップというのは、相互に補完し合う関係です。あなたがどちらの立場であっても、このことが意識できればきっとやるべきことが見えてくるはずです。
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