「新卒採用」は何千人、何万人という学生の中から、自社に合った数十人の学生を採用するため、企業にとっては大変な仕事の一つと言えるでしょう。企業の人事は一体どのような思いを持ちながら採用活動を行っているのでしょうか。ここでは、人事が新卒採用で抱いている「本音」を紹介します。
1. 学校での頑張ったアピールは食傷気味
多くの学生は、サークル活動・ボランティア活動といった今まで頑張ってきた事や苦労したから達成までの過程を長々と履歴書に書いてアピールします。そういった事は非常に素晴らしいですが、そういったことをアピールする人は自分以外にもたくさんいるため、人事側からすると食傷気味と言うのが本音です。
サークルでの活動やボランティア活動など学生時代に頑張ったことを履歴書へ記入したり、面接の時に織り交ぜたりする事は良いのですが、これのみをメインにしたアピールでは「またか…」という印象になってしまい、ほとんど記憶に残らないので、あまりおすすめはできません。
2. アルバイト経験の有無は有益
学生時代のアルバイト経験は、社会人として働く上でのスキルやマインドを見極める為の大事な指標となります。企業の人事からするとサークルや学業や趣味の話などよりも、こちらの話の方が興味を持ち、より耳を傾けている事が多いです。
例えば、営業職希望であれば接客経験などは大変有益でしょう。事務希望であれば、倉庫での物品管理やDM発送やパソコンの基本スキルが備わっていることなど、希望職種に関連したアルバイト経験をアピールすると好印象に繋がります。
また、インターンの経験があれば、それをアピールするのも人事からすると非常に興味深いことです。精神的な成長経験と、実際の業務経験や、そのインターンでどのようなことを学んだのかといった話は良いアピール材料となるでしょう。
3. 最重要項目は”人間性”
色々と説明してきましたが、面接で大切なのは求職者の「人間性」や「人柄」なのです。新卒は人事からすると「育てる対象」ですので、最初から仕事が出来るとは思っていませんし、むしろ育てて行くことで自社の色に染まった社員となる事を望んでいます。そのため、人間性が非常に大切で人事が「育てたい」と思えるかどうかが一番重要な判断材料となるのです。
以上、人事が新卒採用で抱いている「本音」を紹介してきました。自分が良いアピール材料と思った話したことも、人事からすれば「それはもう聞き飽きた…」と思われてしまいかねません。そういった状況に陥らないためにも、ここで紹介したことは頭に入れて面接に臨むと良いでしょう。
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