ほとんど100%の新入社員が、入社と同時に仕事上のストレスを感じると言っても、過言ではないでしょう。しかし、それは新入社員に限ったことではありません。仕事をしていればどんなベテラン社員でも、ストレスを感じるもの。そして、ベテランになるほどその量は増えると言っていいでしょう。しかし、ベテラン社員はストレスの対処法を知っています。そこが新入社員との決定的な違いです。では、新入社員が仕事でストレスを抱えたとき、どのように対処したら良いのでしょうか?その方法を紹介します。
NGなストレス解消法
仕事のストレスを解消するために、趣味に没頭する。これはよく聞く話です。しかしこれは、ある程度の経験を積んだ人にこそ有効な方法。例えば4月に入社して、5月に仕事上のストレスを解消しようと思って、学生時代から趣味にしているフットサルをやったとしましょう。それで仕事のことを忘れられるかというと、答えはほとんど「NO」です。フットサルが楽しければ楽しいほど、「また明日から仕事か…」とどんよりした気持ちになってしまいます。
人に相談するとか、グチをこぼすという対処法もあります。その際、家族や友人、まして恋人にグチをこぼすのは好ましい対処法とは言えません。誰もが「分かるよ」と口では言っても、本当は何も分かっていないのです。これは孤独感だけを助長する、誤った対処法と考えていいでしょう。
仕事のストレスは、仕事のステージで対処
新入社員の人におすすめしたい対処法は、「仕事のストレスは、仕事の現場で対処する」という方法です。先ほどの「グチをこぼす」場合も、プライベートの人間関係ではなく、あくまで仕事上の人間関係の中でグチをこぼす。一番身近なのは「同期」でしょう。同期で別のセクションに配属された人と友だちになって、お互いグチを言い合えるような関係を築ければ、それが一番。そうでなくても「同期会」のような集まりを企画して、そこで日ごろの「ウサ」を晴らすようにするのです。
ただし、気をつけなければならないのは、そこであまりいい気になって、職場の人間関係について、特定の人の批判・誹謗はしないこと。そこまで話さずとも、仕事のグチを口にするだけで、ストレスはかなり軽減されるはずです。
仕事上のストレスはそのステージの中で解決する。これが基本です。ただしそれは、新入社員の間だけです。年数を経るごとに人間関係の幅が広がっていきますし、家族、友人、恋人もあなたから色々な情報を聞いて、対応できるようになっていきます。あくまで「最初の1年」と限定して、この方法を参考にストレスを解消していって下さい。
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