ビジネスシーンで英語を話すとなると、つい緊張して言葉に詰まってしまうものだ。
そんなときに「使える英語の言い回し」を覚えておくと、スムーズに英語で会話することができる。
本記事では、暗記しておくと便利な英語フレーズをいくつか紹介しよう。
ビジネス英語を学ぶ前に
そもそも、日本に住んでいて、なぜ英語を勉強する必要があるのか疑問に思う人も多いはず。
英語ができるだけで、ビジネスキャリアの可能性は広がるのだ。
ビジネス英語の必要性とは?
近年では、企業のグローバル化が進んでいる。
日本企業であっても、取引先が海外であったり、海外に企業を拡大させたりなど、ワークフィールドは日本に留まらないのだ。
世界で話されている英語であるから、社内公用語も英語に統一する日本企業は少なくない。
今後どんどん上がる英語の需要についていくためにも、ビジネス英語を学ぼう。
ビジネス英語で会話をするコツ
同じビジネスシーンでも、日本語と英語ではコミュニケーションの仕方は異なる。
英語で会話する際は、以下に説明する3つのポイントを意識してほしい。
【ビジネス英語のポイント①】遠慮しない
日本人は謙虚さからつい遠慮しがちだが、海外の人を相手に遠慮は禁物。
海外の人は思ったことをすぐ言い、自分の希望を通そうとする。
文化の違いがあるとはいえ、英語で会話をするときは遠慮せずに思ったことをどんどん言おう。
遠慮せずに意見を発することで会話が活発になり、相手との距離もグッと近くなるはずだ。
【ビジネス英語のポイント②】自分の英語力に自信を持つ
「自分の英語力に自信を持つ」ということもビジネス英語では欠かせないポイントである。
「自分の英語力は低いから……」や「発音が悪いから……」と悲観的に考えることはやめよう。
たとえ英語力は低くても、「自分は英語ができる!」という自信と意気込みがビジネスシーンでは重要なのだ。
自信のある話し方をすれば相手に認めてもらえ、商談もうまくいくだろう。
【ビジネス英語のポイント③】相手の目を見る
海外の人は、相手の目を見て話すことを重要視している。目を見ないで会話をする人は、「信用できない人」と思われるためだ。
初対面の場合、第1印象はとても大切。
初めて会う取引相手の場合、必ず相手の目を見て笑顔で挨拶することを心がけたい。
相手の目を見て話すことは、外国において「初歩的なマナー」といっても過言ではないのだ。
ビジネス英語基本フレーズ【挨拶編】
まずビジネスシーンで挨拶する際に使える英語フレーズから見ていこう。
ビジネスシーンでは、挨拶は非常に大切なのでしっかりフレーズを覚えてほしい。
【ビジネス英語の挨拶フレーズ①】初対面の挨拶
初めて会う人には以下のような英語フレーズを使って挨拶してほしい。
挨拶を済ませたら、「My name is〜」と自己紹介に繋げよう。
【ビジネス英語フレーズ】初対面の人への挨拶
- Good morning/afternoon/evening(おはようございます/こんにちは/こんばんは)
- Nice to meet you(はじめまして)
- How do you do?(はじめまして)
- I'm glad to meet you(お会いできて光栄です)
【ビジネス英語の挨拶フレーズ②】普段の挨拶
普段から使える英語の挨拶フレーズも覚えておきたい。
会って2回目以降は、相手の調子を伺うことが基本だ。
【ビジネス英語フレーズ】普段の挨拶
- How are you(doing)?(お元気ですか?)
- How is everything?(お元気ですか?)
- Good/Nice to see you(お会いできて嬉しいです)
- Long time no see(お久しぶりです)
- It's been a while(お久しぶりです)
【ビジネス英語の挨拶フレーズ③】別れの挨拶
ビジネスシーンでは、別れ際にもしっかりと挨拶することが大切だ。
状況に応じた別れ際の挨拶をしよう。
【ビジネス英語フレーズ】別れの挨拶
- It was a pleasure to meet you(お会いできてよかったです)
- It was nice meeting you(お会いできてよかったです)
- Have a nice day!(良い1日を)
- See you later(また後ほどお会いしましょう)
ビジネス英語基本フレーズ【返事編】
英語でコミュニケーションを取る際に、「返事」は欠かせない。
返事が曖昧だと会話も成立しないので、相手の話を聞きながらその都度返事を心がけよう。
【ビジネス英語の返事フレーズ①】同意の返事
相手の話に賛成の場合は、話を聞きながら「exactly」や「absolutely」など口ずさむといいだろう。
【ビジネス英語フレーズ】同意の返事
- You've got a point(おっしゃる通りです)
- I agree with you(賛成です)
- I feel the same(同感です)
- I think so too(同感です)
- That's exactly what I was thinking(まさに同じことを考えていました)
【ビジネス英語の返事フレーズ②】反対の返事
相手の意見に賛成できない場合は、相手の話が済んでから反対の旨を伝えるようにしよう。
【ビジネス英語フレーズ】反対の返事
- I'm sorry but I disagree with you(申し訳ございませんが、あなたとは反対の意見です)
- I'm not sure I agree with you(あなたの意見に賛成とは言えません)
- I'm afraid I disagree(言いづらいですが、反対です)
- I understand what you are saying, but I have a different opinion on that(あなたのおっしゃていることも理解しましたが、私は違う意見です)
ビジネス英語基本フレーズ【謝罪編】
ビジネスシーンにおいて、謝罪はつきもの。
相手に不快な気持ちをさせないように、しっかり謝罪できるようにしよう。
【ビジネス英語の謝罪フレーズ①】「sorry」「apologize」
「sorry」や「apologize」は、一般的に謝罪の表現として使われる。
それぞれ「I'm sorry for 〜」「I apologize for〜」と使い方が異なるので注意だ。
「sorry」はbe動詞をつけるが、「apologize」には不要である。
【ビジネス英語フレーズ】相手に謝罪する言葉
- I'm sorry for your inconvenience (ご不便おかけして申し訳ございません)
- I apologize for what I said(変なことを言ってしまい申し訳ございません)
ビジネス英語基本フレーズ【相槌編】
英語で会話をする際に、相槌を何通りか覚えておくことはとても大切だ。
話を聞いている姿勢を、相槌でしっかり相手に示そう。
【ビジネス英語の相槌フレーズ①】肯定の相槌
相手の話に共感するときは、以下のような相槌を打つといいだろう。
ただし、相手の話を遮って、自分の意見を話し始めないように気をつけよう。
【ビジネス英語フレーズ】相手の意見に賛成する相槌
- Exactly
- True
- You are right
- You've got a point
- Absolutely
【ビジネス英語の相槌フレーズ②】驚きを込めた相槌
相手の話に対して、驚きを表すことも、相槌には有効だ。
【ビジネス英語フレーズ】驚きを込めた相槌
- Really?
- Are you sure?
- Wow
【ビジネス英語の相槌フレーズ③】ネガティブな話に対する相槌
相手の話の全てがいいものとは限らない。
悲しい報告や話を聞くときは、一緒に悲しみを表現するといいだろう。
【ビジネス英語フレーズ】ネガティブな話に対する相槌
- No
- That's bad/horrible
- I'm sorry
ビジネス英語基本フレーズ【拒否編】
海外の人とコミュニケーションをとる際は、白黒はっきりつける必要がある。
曖昧な返事をせずに、しっかり断るフレーズを押さえたい。
【ビジネス英語の拒否フレーズ①】営業を断る
営業を断る際には、まずお礼した後にクッションフレーズを挟み、そして営業を断るフレーズを使う。
営業電話を断る際は、営業トークに対して「興味がない」「必要がない」という意思をはっきり伝えることが重要である。
もしも断る理由があれば、その旨も伝えられるといいだろう。
【ビジネス英語フレーズ】営業を断る
- Thank you for your offer. I’m afraid that we do not need it.(紹介ありがとうございます。あいにくですが、必要ありません)
- We are very sorry but we are not interested.(申し訳ございませんが、興味ありません)
- Unfortunately, we have decided to go with another product.(残念ですが、もう他の製品に決めました)
【ビジネス英語の拒否フレーズ②】日常会話で際のフレーズ
日常の中で断る場合には、上記のような硬いフレーズではなく、カジュアルな表現を使いたい。
「Do you want a cup of tea?」などの質問に対する、断り方を見ていこう。
日本語の「大丈夫です」のような不明瞭な返事は避けよう。
【ビジネス英語フレーズ】日常の中で断る表現
- I'm good/okay
- No, thank you
ビジネス英語基本フレーズ【質問編】
ビジネスのコミュニケーションでは質問フレーズも使えるようにしたい。
以下に質問フレーズを紹介しよう。
【ビジネス英語の質問フレーズ①】意味や理由を訪ねる
英語でコミュニケーションを取っていると、話が理解できない状況もあるだろう。
意味が理解できなかったり、詳しい説明がほしかったりする場合、躊躇せずにどんどんと質問をすることが大切である。
【ビジネス英語フレーズ】意味や理由を訪ねる
- What does it mean?(これはどういう意味ですか?)
- Why do you think that way?(なぜそのように思ったのですか?)
- Could you please explain further?(詳しくお聞かせ願います)
【ビジネス英語の質問フレーズ②】意見を求める
相手に意見を求めることも、ビジネスの場においては必要となってくる。
相手の意見を聞くことで、会話や議論もより活発化するはずだ。
【ビジネス英語フレーズ】意見を求める
- What do you think about new product?(新商品についてどう思いますか?)
- What is your opinion?(あなたの意見は何ですか?)
- Let me know your opinion(あなたの意見を聞かせてください)
- Would you please share your ideas?(あなたの考えを共有していただけますか?)
【ビジネス英語の質問フレーズ③】会話中に使える質問
会話中に使える質問フレーズも覚えておくと便利である。
【ビジネス英語フレーズ】会話中に使える質問
- Could you say that again?(もう一度おっしゃっていただけますか?)
- What did you just say?(今何ておっしゃいましたか?)
- Could you please speak more slowly?(ゆっくり話していただけますか?)
- Do you understand?(理解しましたか?)
- Does it make sense?(納得できましたか?)
- Are you following me?(私の話を理解できていますか?)
ビジネス英語基本フレーズ【要望編】
ビジネスシーンでは、遠慮をせずに自分の思ったことはすぐに言えるようにしておきたい。
自分の要望を相手に伝えるフレーズを紹介するので、しっかり押さえよう。
【ビジネス英語の要望フレーズ①】自分の意見を言う
自分の意見を言う際に使えるフレーズは以下の通りだ。
【ビジネス英語フレーズ】自分の意見
- In my opinion/view, a new system should be introduced.(私の意見としては、新しいシステムを導入すべきです)
- To be honest/frank, this is a good suggestion .(正直なところ、この提案はうまくいかないと思います)
- I think we should consider another option too.(私たちは他の選択肢も考えた方がいいと思います)
【ビジネス英語の要望フレーズ②】相手にお願いする
相手にお願いをする際は、「〜してくれますか?」を意味する「Would/Could you〜?」というフレーズがよく使われる。
【ビジネス英語フレーズ】相手にお願い
- Would you please show me the data?(データを見せていただけますか?)
- Could you pass that document?(その書類を回していただけますか?)
- Is it possible to come over to my office?(私のオフィスに寄っていただくことは可能でしょうか?)
本記事では、ビジネスシーンで使える基本の英語フレーズを紹介してきた。
自信があると、意見にも説得性が生まれる。ぜひ、本記事で紹介したフレーズを自信を持って使ってみてほしい。
働きながらの転職活動なら「リクルートエージェント」
毎日忙しく働いている中で、より挑戦したい仕事が出てきたり今のままのキャリアでいいのか迷ったりすることもあるだろう。
昨今珍しくない「転職」を考えても、仕事に追われてなかなか一歩が踏み出せない人も多いのではないだろうか。
しかし、「リクルートエージェント」でならそんな社会人でも隙間時間を活かして転職活動を進めることができる。
リクルートエージェントは株式会社リクルートが運営する、転職成功実績No.1の転職エージェントだ。
土日祝日・平日20時以降も対応・電話相談を受け付けているほか、履歴書・職務経歴書の添削や年収交渉の代行もお願いできるサポート体制が魅力だ。
忙しい時間の合間を縫って転職の情報集めや選考を進むのにうってつけのサービスなので、転職を検討している人はぜひ「リクルートエージェント」に登録して求人を探してみよう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう