「英語の語彙力が足りない」と悩んでいる人も多いのではないだろうか。語彙力をつけるためには、より多くの英文を通して英単語に接することが大切である。
英文を多読する材料として最も効果的なのが「本」だ。
今回は面白く読めて、英語の語彙が増えるという“一石二鳥”のおすすめ洋書を3つ紹介しよう。
語彙力増強には洋書がおすすめ!
そもそもなぜ洋書が語彙力に繋がるのだろうか?
それは、洋書には英単語の学習教材として有能なポイントが多く詰まっているからである。
以下に洋書が語彙力を増やすのに効果的である理由を説明しよう。
英語の語彙を増やすのに「洋書をおすすめする理由」とは?
英語学習に洋書をおすすめする理由の1つ目は、洋書を読むことで、自分の知らない単語をすぐに見つけやすく、語彙の習得に繋がりやすいということ。
知らない英単語の意味を「文脈から掴む」ことができ、英単語を覚えやすいという利点もある。
英語学習に洋書をおすすめする理由の2つ目は、本のジャンルを選ぶことで「専門用語」の知識を増やすことができるということ。
例えば、金融の専門用語を英語で身につけたければ、金融に関する洋書を選ぶと単語も専門知識も覚えることができるのだ。
英語の語彙を増やすのに「洋書をおすすめする理由」
- (1)知らない単語を見つけやすい
- (2)文脈で単語を覚えることができる
- (3)専門用語の知識を増やすことができる
ネイティブがおすすめする「洋書の読み方」
ただなんとなく洋書を読むだけでは、増える語彙もあまり増えない。
そこで、洋書を読む際に注意すべきポイントについて説明するので、意識して洋書を読んでみよう。
【洋書のおすすめな読み方①】興味のある分野をとにかく多読!
ただでさえ読むのは難しい洋書。全く興味のない分野の洋書では、読解の難易度はさらに上がるだろう。
まず、自分がどういう分野に興味があり、どの分野の英単語を増やしたいのか意識して洋書を選ぶことが大切である。
興味のある内容だと文の流れを容易に理解でき、分からない単語も辞書を引かずに文脈から理解できることも多いのだ。
さらに、興味のある分野を多読することで、同じ単語を他の本でも見つけることができ、語彙力アップに繋がりやすい。
【洋書のおすすめな読み方②】レベルに合わせた洋書選び
次に洋書を選ぶ際に気をつけたいことは、洋書のレベルが自分の英語レベルに合っているかというポイント。
あまりに内容が難し過ぎると、辞書引きばかりになり読むことに嫌気がさしてしまう。
洋書を使った英語学習を継続させるためにも、自分の英語レベルに合わせて洋書を選ぶことが大切なのだ。
しかし、ずっと同じレベルの洋書では語彙力増強に時間がかかってしまうため、少しずつレベルアップさせていくことも覚えておきたい。
もし自分の英語のレベルが分からなければ、短い内容の洋書から始めてチェックするといいだろう。
【洋書のおすすめな読み方③】文単位で単語を意識
洋書を読んでいて「単語が頭に入ってこない」という悩みも少なくない。
単語がなかなか覚えられない場合には、「文単位」で覚えると単語の使い方も明確になり効果的だ。
また、好きな英語の一節を探しながら洋書を読むのも、楽しく語彙が増やせるのでおすすめである。
洋書のおすすめな読み方のまとめ
- 興味のある分野の洋書を多読する
- レベルに合わせて洋書を選ぶ
- 洋書内の文単位で単語を意識する
語彙力増強におすすめ! おすすめの洋書3選
上述した内容で、洋書を読む利点とコツは理解できただろうか?
以下からは、おすすめの洋書を3本紹介するので、何を読めばいいかわからないという人はぜひ参考にしてみてほしい。
【おすすめ洋書①】「Sophie's World: A Novel About the History of Philosophy(ソフィーの世界)」
最初におすすめしたい洋書は、Jostein Gaarder著の「Sophie's World: A Novel About the History of Philosophy」だ。
書名に「the history of philosophy」と記されているように、内容は「哲学の歴史小説」である。
日本でも「ソフィーの世界」という邦題で有名で、大学では哲学・心理学などの分野の参考図書によく挙げられている。
この本の良いところは、読みやすい英語で、深い哲学の世界を理解できるところだ。
「哲学」と聞くと堅いイメージを抱きがちだが、この本は14歳の少女が不思議な哲学の世界へ入り込んでいくという、ジュニア層にも読める内容なのだ。
そのため、難しい単語に苦戦することなく読み進められる。
読んだ後は英語で哲学史をマスターした気分になり、英語脳で深く考えることが出来るだろう。
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【おすすめ洋書②】「Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ)」
続いておすすめしたい洋書は、「Steve Jobs」だ。
日本語訳も出ているが、原文で読むことをおすすめしたい。
アップルの創設者として世界を変えた男、スティーブ・ジョブズの生涯を読みながら、たくさんの英語の語彙をモノにしていくことができる優れた洋書だ。
英語の語彙も思うほど難しくなくない。アメリカの小学校6年生レベルの英語で書かれており、TOEICスコア600点程度あれば問題なく読むことができる。
彼が残した名言もたくさん書いてあるので、好きな一節を多く見つけることもできるだろう。
また、欧米でも話題になった本を読むことによって、英語圏の人たちと会話するネタにもなるはずだ。
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【おすすめ洋書③】「Lonely Planet Japan(ロンリー・プラネット日本)」
最後におすすめする洋書は「Lonely Planet Japan」である。英語版旅行ガイドの王道「ロンリー・プラネット」シリーズの日本のガイドブックだ。
この本を読む利点は「外国人に日本のことを英語で説明できる」ようになること。
観光地や日本の文化、習慣、食べ物などがわかりやすい英語で紹介されており、ネイティブとの会話のネタにも使える。
日本の旅行シーンを解説するのに役立つ語彙がたくさん詰まっているこちらの洋書。「外国人に日本のことを紹介したいのに、語彙力が不足していて諦めていた」という人におすすめの一冊だ。
ビジネスシーンでも日本文化の紹介などがスマートにできると、会話が弾むのではないだろうか。
本の内容も日本人からの視点とは少し異なり、第3者の立場で日本を見ることができるため、楽しく読書しながら英語を学べるはずだ。
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本記事では英語の語彙が足りないと感じている人におすすめの洋書を3つ紹介してきた。
本を読みながら単語をノートにまとめたり、本に直接マーカーで書き込んだりするなど、自分なりに工夫してみるといいだろう。
ぜひ本記事で紹介した洋書を含め、さまざまな本を読んで英単語のボキャブラリーを増やしていってほしい。
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