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「組織設立の3要素」から見る個人と組織の関係性\

Tobayashi

2014/03/08(最終更新日:2014/03/08)


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「組織設立の3要素」から見る個人と組織の関係性 1番目の画像
 当然のことですが、組織は個人の集まりです。そのため、組織の向上を図るためには、まず個人が意識して仕事に取り組む必要性があります。ここでは、個人が成長していくための在り方について説明していきます。 

個人と組織の関係性について

 組織と個人の関係性を考えるためのフレームとして「組織設立の3要素」というものがあります。3要素とは 「共通目的・貢献意欲・コミュニケーション」です。

 共通目的とは協働する目標でもあり、メンバーの同意が得られている事を前提とします。具体的には経営理念や経営目標であったりします。共通目的を認識させるためには社員への説得や納得、理解への取り組みなどが必須の条件です。 

 次に貢献意欲です。貢献意欲とは協働体系に貢献しようとする意欲のことを言います。これにはモチベーションやモラルなどという言葉を当てはめると分かりやすいでしょう。組織からの報酬と個人が組織に対する貢献の比較により、貢献意欲の大きさは変わってきます。 

 そしてコミュニケーションは、組織内の各種情報伝達に必要な要素です。組織の纏まりを維持するためにはコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーションは社員間のみならず、経営陣から社員に対するコミュニケーションという形で捉える事が必要です。 

個人の成長に必要な能力とは 

 かつての日本企業では、年功序列と終身雇用性が前提であり、業務の標準化を追求してきました。標準化することにより、誰もが同じ品質で業務を遂行できる仕組みを構築し、企業間の競争力も高めていたのです。 

 しかし近年では、業務数値などの成果で評価するのではなく、継続的に高い成果を生み出す事のできる行動や姿勢が評価対象となってきています。そのため、個人に必要な能力は環境の変化に適応していく能力である「適応力」だとされます。 適応力を身に付けるためには、場面場面を良く見極め冷静に対応していく必要があります。冷静に対応するためには、数々の経験を積むということが一番でしょう。そのためにも、チャンスがあればできる限り積極的に行動していくことが必要です。 

 「失敗したらどうしよう」などと不安に思うことも多いだろうと思いますが、前向きに行動していくことで場面に適応していく力はしっかりと身につきます。一人一人が場に応じた適応力を磨き成長していくことで、組織の功績も同時に向上していくのです。

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