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転職者が面接の自己PRで「責任感」をより効果的にアピールする方法

Shingo Hirono

2014/03/14(最終更新日:2014/03/14)


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by paul bica
 多くの転職者が面接の自己PRの内容に「責任感」を選びます。社会人、組織人として、業種・職種に関わらず、責任感は必須の資質です。それをアピールすることは、面接において評価される要素の一つと考えて良いでしょう。しかし、多くの人がアピールする能力でもあるので、アピールの仕方によって、優劣の差が出やすくなってしまいます。ここでは「責任感」をより効果的にアピールする方法を紹介していきます。

「責任感」は具体例を示すことでしか、アピールできない

 「責任感」を自己PRとしてアピールする上で、まず押さえておくべきことは、「責任感」は、抽象的な説明では全く相手に伝わらないということです。自己PRでも、例えば「協調性」とか「我慢強さ」などについてはある程度、抽象的な説明でも相手に伝わるでしょう。また「社交性」であれば「今のこの面接の受け答えで、ご判断ください」という、ユーモラスな対応で「証明してみせる」ということも可能です。

 しかし、「責任感」はそうはいきません。これまでの経験の中から、どういうシーンでどんなふうに責任感を発揮してきたか。その例を示すことによってしか、説得力のある自己PRは出来ないのです。

事前の準備で、詳細なエピソードを多めにリストアップ

 具体例は多いほどよく、詳しいほど説得力を増します。事前の準備として、責任感を感じれるエピソードをピックアップしておくと良いでしょう。少なくても5つくらいは必要でしょう。多ければ多いほど好ましいですが、大切なのは、そのエピソードに「優先順位」をしっかりつけることです。実際に面接で質問されたときに、どのエピソードから披露するか、順番を決めておきます。

 ただ思いつくままにノートを取るだけだと、面接の時にどのエピソードを話そうか迷ってしまいますし、話が混乱してしまうという失敗をしかねません。リストアップした後、それぞれのエピソードを再吟味して、「面接によりふさわしいエピソード」「より説得力のあるエピソード」を評価しましょう。

 また、転職者にとって学生時代のエピソードより社会に出てからの方が、強いアピール力を持ちます。ですから、5つの例をリストアップするなら、そのうちの3つは職業経験上のエピソード、1つは学生時代、残る1つはプライベートでのエピソードといったバランスにすると良いかもしれません。

 全てのエピソードが仕事絡みというより、少しバラエティを持たせたほうが変化も出ますし、「私生活でも責任感が強いほうだと思いますか?」と質問された時に、まごつかずに答えられるはずです。

 ここでは、自己PRで「責任感」をより効果的にアピールする方法を紹介してきました。せっかくのアピールポイントも相手に伝わらなければ意味がありません。しっかり相手に内容が伝わるようにするためにも、ここで紹介したことを意識してみてはいかがでしょうか?

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