ソーシャルメディアの発展によって、企業もその利点を活用しようといろいろな方法で導入し、ビジネスに利用しているのでありますが、ソーシャルメディアには多くのリスクも付きまとっていますから、その対処も怠ってはいけません。後に大きな損失を生み出さないためにも、リスクに対しての事前準備をしておくのが上策です。ソーシャルメディアの使用におけるリスクとその事前対策方法を考えてみましょう。
一番怖いのは情報の漏えい
例えば、重要な機密を社外に持ち出したことによって機密が漏れてしまうことがあります。一度出た情報の拡散を止めることはまずできませんから、会社の信頼の低下や、経済上の損失は避けられません。
また、会社自身ではなく、会社の社員個人がプライベートで起こした法律違反などの不祥事による、会社が管理することが難しい範囲での問題であっても情報漏えいのリスクは存在します。一社員や内定者であっても、その会社に対して教育や管理責任を問われると会社のHPが炎上したり、信頼が低下する可能性はあります。また、その対応に追われることによる機会や費用の損失のリスクも少なくありません。ちょっとした不注意が大きな損害につながるのです。
社員への教育の徹底と「もしも」の時への準備
まず、情報が漏えいしないようにするのに、できる限り重要な情報は社外に持ち出さないことや、重要な決定や情報にはSNSを利用しないといった情報の拡散の遮断が必要です。
また、社員教育の徹底も欠かせません。定期的に社内で法律の専門家によるセミナーを開催したり、社内でも情報管理の方法を一元的に教育することで情報管理の意識を社員に与えましょう。具体的な事例やその後どうなったかといったことを学ぶことによって、事前の対処ができるようになります。
もし何らかの問題が起こった時には、情報を素早く収集して、原因を専門家らによって分析し、企業としての正しい責任の取り方をとれるようにしましょう。リスクを正しく理解してもしもの事態が起こらないようにすること、そして起こった時にどう対処するかまで考えるのが正しいリスク対策です。
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