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自己分析をする時に活用すべき座標を用いたフレームワークの活用法

Tobayashi

2014/03/13(最終更新日:2014/03/13)


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 自分を論理的・客観的に分析することは、仕事に取り組む上で有効なことです。特に新しいプロジェクトに参加したり、自分がそれをリードするときには欠かせない「下準備」になります。ここでは、就職・転職活動中の方のケースを例にして、自己分析におけるフレームワークの方法を紹介します。もちろんこれはビジネスマンも使える方法ですのでぜひ参考にしてください。

フレームワークを用いる理由

 ただ漠然と「自分とは」を考えてみるだけでは、正確な自己分析ができないことは言うまでもないでしょう。さきほども触れましたが、自己分析はあくまで論理的・客観的になされてこそ仕事や就職活動に生かせるのです。

 「自分の長所、強みはなにか」「自分の短所、弱みはどこか」「自分が人より優れている能力、劣っている能力は何か」「これまでにどんな実績を積んできたか」といった項目について、思いつくままに書き出してみるというのが第一段階で、普通はそこでストップしてしまいます。そして、曖昧な自己確認に終わるケースが多いのです。これは「曖昧な自己確認」にしか過ぎず、自己分析とその先にあるべき自己評価とはいえません。

 そこでお勧めしたいのが、フレームワークを利用した分析です。書き出した項目をフレームワークで客観視する、そうすることによってはじめて論理的な自己分析が可能になるのです。

例示から学ぶ座標の設定

 就職活動中の方を例に、実際のフレームワークを説明しましょう。おすすめしたいのは座標の設定です。

 例えば性格を分析するとします。「友だち思い」「協調性がある」「神経質」「慎重」「短気」「社交性がある」「時間にルーズ」など、書き出した各項目をただ横に並べるのではなく立体的に配置し、全体を俯瞰することができるのが座標を使ったフレームワークです。

 縦に「プラス要素かマイナス要素か」という軸を取り、横に「強い要素か弱い要素か」という軸を取ります。たとえば「社交性がある」「友だち思い」というのはどちらもプラス要素ですが、「社交性」のほうが「友だち思い」よりも面接の際にはアピールポイントになるのでより高い位置に置きます。それと同時にその性格の強弱も自己分析し「友だち思い」が自分として強い要素であると考えるなら、座標軸のより右にくるように配置するのです。

 マイナス要素も同様です。この作業を進めていくと「慎重」というのが、プラス要素でもあり、マイナス要素でもあることに気づくでしょう。ですから「慎重」は2つの場所に置かれることになるのです。これは「論理的・客観的分析」のもっともわかりやすい例ではないでしょうか。

 こうして出来上がった座標を俯瞰したとき、正確な自己分析ができるというわけです。ここでは座標によるフレームワークを説明しましたが、他のやりかたいろいろあります。自分なりの方法を考えてみるというのも、楽しい作業かもしれません。

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