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転職者が面接の自己PRで「素直さ」を上手くアピールする方法

Shingo Hirono

2014/03/06(最終更新日:2014/03/06)


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by jenny downing
 面接の自己PRで「素直さ」をアピールしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。しかし、その多くは説得力に欠けたものになってしまいがち。誰もが思いつきやすい自分の長所、アピールポイントではありますが、実は「素直」というのは、他のアピールポイントと比較して説得力を持たせにくいのです。そこで今回は、面接の自己PRで「素直さ」を上手くアピールする方法を紹介していきます。

なぜ、「素直さ」はアピールしにくいのか?

 どうして「素直さ」を自己PRするのが難しいのでしょうか。それは、他の個性や長所と違い、「素直さ」はあくまで他者による評価によるものだからです。例えば、「協調性」とか「社交性」などの長所は「経験上、自分でそう評価している」とアピールできます。

 しかし「素直さ」はあくまで他者が「あなたは素直だ」と評価するものですので、「私の自己PRポイントは素直さです」とだけ言っても、面接官は「ああ、そうですか」としか、思いようがないのです。中には「自分でそう思い込んでいるだけなのでは?」と判断する、シビアな面接官もいるかもしれないので注意が必要となるでしょう。

上手に「素直さ」をアピールする方法

 「素直さ」をアピールするには、「他者の評価」を具体的に説明する必要があります。転職者なのですから、前職での職場の評価、特に上司の評価を紹介するのが、もっとも良い方法でしょう。それもただ、「上司からよくそう言われていた」というのではなく、具体例を出すと効果的です。

 例えば、「ある大きなトラブルが起きたことが、2年ほど前にありました。そのとき、私は言い訳を一切せず、最初に自分のミスを認め、上司と得意先に誠心誠意謝罪しました。対応には苦慮し、時間もかかりましたが、なんとか最後は得意先も収まってくれました。その時に上司から『君の素直さが、今回の危機から君を救ってくれたのだ。』と言われました。私は『この素直さが自分の宝なのだ』と痛感したのです」といったような具体的なエピソードであれば、面接官にも「素直さ」がしっかり伝わることでしょう。


 以上、面接の自己PRで「素直さ」を上手くアピールする方法を紹介してきました。ここでは「素直さ」を紹介してきましたが、自分の長所を相手にしっかり伝える上で、他者からの評価は絶対に必要となるので、転職の面接を受ける前には「他己分析」をする必要があるでしょう。

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