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面接官に採用したいと思わせる自己PRの伝え方

Riko Kaneda

2014/03/07(最終更新日:2014/03/07)


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 面接は、面接官に「あなたを採用したい」と思わせるための自己PRの場です。面接であなたが話すことはすべてあなたの自己PRでなければなりません。それでは、面接官に「あなたを採用したい」と思わせるためにはどのような自己PRの伝え方をすればよいのでしょうか。

1. 自己PRすべきことは「面接官が興味を持つこと」

 「ある営業マンがあなたの職場に来て、自分の言いたいことばかりを話している風景」をイメージしてみてください。あなたはその営業マンをどう思うでしょうか。話を聞くだけでうんざりしてしまい、一刻も早く帰ってほしいと思う方が多いと思います。面接の自己PRも同じです。あなたが言いたいことでなく「面接官が興味を持つこと」を伝えることが大切です。

 では、面接官が興味を持つこととは何でしょうか。面接官は面接を通して「あなたが会社に貢献する人材であるかどうか」を見ています。つまり、面接官は「あなた独自の実績・経験」に興味があるのです。それらが会社に貢献するに足るものであれば、あなたは採用されるのです。

2. 「あなた独自の実績・経験と人柄」

 あなた独自の実績・経験とは、これまでのあなたの職業人生の中で最も高い成果を残した実績・経験です。数字を使って具体的に表現しましょう。例えば、法人営業の職務実績なら、担当する企業数・あなたに課せられた売上目標・達成した売上実績などは数字で示せます。また新卒採用の職務実績なら、年間の採用者数・入社後の定着率(離職する人が少ない程良い)を数字で示すと良いでしょう。事務職の方なら、ミス発生件数(0に近い程良い)・作業の納期達成率(100%に近い程良い)を数字で伝えるようにしましょう。

 また、あなたの人柄を示すエピソードも含めましょう。特に日系企業の場合、面接官は「あなたが会社の既存メンバーとうまく協力しながら仕事を進められるか」という点も重視しています。あなたがいくらハイパフォーマーであっても、既存の会社のメンバーの輪を乱す人材であれば採用されません。また、どんな会社にでも嫌な人は多かれ少なかれいます。そういった人とも職場は協力しながら仕事を進められる人を面接官は求めています。

 例えば、癖のある上司やお局さんと協力してきた経験(例:お菓子を配ったり、こちらから積極的に話かけたりして、まず仲良くなることから始めた)や、ゆとり世代の後輩をやる気にさせた経験(例:後輩の得意分野を見抜き、得意分野に関係する仕事をどんどん後輩に任せていった)は、自己PR材料として使えると思います。 

 どんなに良い自己PR内容を話しても、その時の態度が落ち着きのないものであれば説得力に欠けます。フレッシュさ・初々しさが売りの新入社員と違って、社会人の転職面接では年齢と経験に応じた落ち着き・安定感が必要です。面接に臨む際には身なりを整え、姿勢を正し、落ち着いた態度でハキハキとした話し方を心がけましょう。

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