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Webプロデューサーに必要とされるスキルとは

Kazuhiko Tanabe

2014/03/14(最終更新日:2014/03/14)


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Webプロデューサーに必要とされるスキルとは 1番目の画像
 Webプロデューサーとは、クライアントに依頼されたWebサイトの新規立ち上げや作成、納品、公開後のサイトのプロモーションなど、プロジェクト全体を統括するための職業です。Webプロデューサーは具体的にWeb制作に関わるというよりは、営業職的な要素が強く、予算獲得のためクライアントと折衝したり、プロジェクトを成功に導くためのリーダー的な役割を期待されます。

WebプロデューサーとWebディレクターの違い

 Webプロデューサーと似た役割にWebディレクターがいます。引き受ける案件が大きくなるほどタスクも分担されるため、取り纏める人も増えます。Webプロデューサーは、サイトの制作プロジェクトのトップに立つ総括責任者で、プロジェクト全体を俯瞰的にマネジメントして完成させる責任を持ちます。

 一方WebディレクターはWebプロデューサーの片腕のような存在です。スタッフに指示を出したり、纏め上げる監督のような存在になります。しかし、制作現場によってはもっと役割の違いが曖昧で、WebプロデューサーがWebディレクターの役割をしていたり、その逆もありえます。

必要なスキル

 Webプロデューサーに最も必要なスキルは、総合力とされます。制作に関する知識の他、クライアントや関係スタッフとの折衝に必要なコミュニケーション能力や発想力も重要です。また、納期までに作業を完成へ導くための、プロジェクトマネジメント能力や、優秀なスタッフを手配するためのコーディネーション能力が大切です。更に、Webプロデューサーとは、会社の売り上げにも深く関わる仕事であるため、リスク管理や数値などの能力も必要とされます。

 資格に関してですが、特にこれがないとできないという資格はありません。しかし、Webデザイナー等からWebディレクターを経て就任する場合も多いです。他にも、異業種で商品のプロデュース経験を行い、Web業界の知識やスキルを学び、転職するという例も良く見まれます。特に、知識としてはWebに関する基本的な知識を備えていた方が好ましいでしょう。

 また、コミュニケーション能力に関しても、新人がいきなりできるような仕事ではなく、経験や人間性、人柄などがものを言う仕事になります。例えば何か起きた場合には迅速に判断する能力が求められるため、機転を利かせた判断力が必要になります。その為、多くの経験が必要になります。

 以上がWebディレクターが持っておくべきスキルです。少し抽象的なものが多いですが、経験に基づきながらスキルアップしていく職柄なのでその点は意識しておく必要がありそうです。

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