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自己分析をしたあとで「振り返り」をするときのポイント

Riko Kaneda

2014/03/17(最終更新日:2014/03/17)


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 自己分析は自分の過去をさかのぼる作業からスタートします。自分の個性、特性、欠点、実績などを振り返り、さらに将来に対する考えや課題などを客観的に捉えるのが自己分析です。他の課題と最も違うのは「自己分析は時々刻々変化するもの」だということ。昨日の自己分析と今日のそれでは異なることもありえるのです。今回は自己分析を完了した後での「振り返り」について、少しだけお話しします。

振り返る時は日にちをおく

 自分に対して本当に厳しい目を持つということは難しいもの。出来るだけ客観的に冷静に自己分析したつもりでも、そこには「甘さ」が残されていることもあります。そのため一通り自己分析作業を完了したあとでもう一度振り返り、それがほんとうに妥当で正当な評価なのか再吟味すべきです。

 過去をもう1度振り返りながら、自己分析した資料をチェックしてみましょう。ただし、ある程度時間を置いたあとでチェックしないと効果はありません。今作り上げたばかりの資料を再吟味してもその過ちや問題点には気づきにくいものです。少なくとも数日たってから再吟味、再評価をするといいでしょう。自己分析した内容を少し「寝かせる」ことが必要なのです。

すべてをマイナスの観点から捉え直してみる

 自分で分析した内容について一度すべてマイナス観点から見直してみるのが効果的です。「このことについて自分はこういう評価を与えたが、そこに少しでも甘さはなかったか」という目を持ってその分析結果を見つめ直してみるのです。そうすると「たしかにあの時、あの問題について自分はそれなりの対応をした。それは実績といっていいだろう。しかし果たしてそれが最善の対応だったのだろうか」というような疑問も湧いてくるでしょう。もしそういう疑問が湧いたとすれば、将来同じようなケースでよりよい対応ができるわけです。

 自己分析はあくまで将来に生かすためにする作業です。それをより効果的なものにしてくれるのが、自己分析後に行う「振り返り作業」の意味だといっていいでしょう。

 自己分析には終わりはありません。そのため、一度行ったとしてもかならず振り返る必要はあるのです。ぜひ上記のことを参考にして自己分析をより意味のあるものにしていってください。

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