「フリーランスになりたいけれど、どんな仕事が自分に向いているかわからない」という人もいるのではないでしょうか。
本記事では、フリーランスで活躍している職種を23種類詳しくご紹介します。
フリーランスとして働きたい人や、自分に合った仕事を探したい人は、ぜひ参考にしてください。
- フリーランスと個人事業主の違い
- フリーで活躍している職種23選
- フリーランスとして働きたい人の始め方
フリーランスと個人事業主の違いとは?
フリーランスという言葉はよく聞くけれど、詳しくは知らないという人もいるのではないでしょうか。
フリーランスは、会社員とは違い組織に属さず、仕事の内容や仕事をする場所、時間など様々な点で自由に働く働き方のことです。
また、個人事業主とフリーランスの違いがわからない人もいるでしょう。
フリーランスとは働き方のこと。そして、個人事業主とは、その名の通り個人で事業をしている人をいいます。そのためフリーランスは基本的に、個人事業主になります。
フリーで活躍している職種23選
フリーランスは働く時間も場所も自由。会社に属さない自由さに憧れて、フリーランスになりたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
一方で、フリーランスとして働いている人は、どんな仕事をしているのか気になる人も多いでしょう。
本記事では系統に分けてフリーランスとして活躍している職種を、23選ご紹介します。
以下では、どのような系統に分けているかをご紹介します。自分の興味のある系統を見つけるための参考にしてください。
- エンジニア系の職種
- クリエイティブ系の職種
- ライティング・編集系の職種
- 専門職系の職種
エンジニア系の職種
まず、ご紹介するフリーランスの職業は、エンジニア系の職種です。
エンジニアと一概にいっても様々な種類がありますが、実は明確な区分はありません。
特にフリーランスのエンジニアは以下でご紹介する一連の業務を全て請け負う人も多くいます。もちろんできることが多ければ多いほど、仕事を依頼されやすくなります。
IT業界の発展に伴ってエンジニアの需要は高まっているので、未経験からでもエンジニアを目指す人は増えているといえるでしょう。
エンジニア系の職種1.コーダー
フリーで活躍しているエンジニア系の職種の1つ目は、コーダーです。
コーダーという職業を聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。コーダーとは、主にWebデザイナーが作った設計図を形にして、Webサイトを作る仕事をします。
コーダーになるためには、HTMLやCSSと呼ばれるマークアップ言語を使いこなす必要があります。HTMLやCSSは、初心者でも学びやすく、比較的なりやすい職業だといえます。
また、フリーランスのコーダーの年収は、約300万〜600万円です。
エンジニア系の職種2.プログラマー
フリーで活躍しているエンジニア系の職種の2つ目は、プログラマーです。
プログラマーとは、プログラミング言語を用いて様々なものを作る仕事です。例えば、アプリを開発したり、Webサイトを作ったりします。
コーダーよりも、様々な言語を使う必要があるので、プログラマーになるのは難易度は高くなります。
また、使う言語の種類によって年収も大きく変わるのが、プログラマーの特徴です。
勉強すればするほど、年収が高くなるのは、魅力的だと感じる人も多いのではないでしょうか。
年収はピンきりですが、実力があれば、30代でも年収1000万代を十分目指せる職業です。
実力だけで勝負したい人には、おすすめの仕事です。
エンジニア系の職種3.システムエンジニア(アプリケーションエンジニア)
フリーで活躍しているエンジニア系の職種の3つ目は、システムエンジニア(アプリケーションエンジニア)です。
システムエンジニア、別名SEを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。一方で、プログラマーとの違いを知っている人は少ないでしょう。
システムエンジニアはプログラマーと比べて、外部のクライアントと接する機会が多くあります。
クライアントと相談しながら、クライアントが作りたいものの大まかな設計図を作るのがSEの仕事です。プログラマーは、SEの作った設計図を元にして、最終的にクライアントの要望を形にします。
SEは、プログラマーに指示を出す必要があるので、プログラミング言語を勉強する必要があります。
また、SEをしながらプログラマーをする人もいるので、年収は様々です。SEの平均年収は、550万円です。プログラマーと同様にスキルにあわせて収入が上がることが魅力です。
エンジニア系の職種4.フロントエンジニア
フリーで活躍しているエンジニア系の職種の4つ目は、フロントエンジニアです。
フロントエンジニアとは、コーダーの上位職業であるといわれています。
フロントエンジニアは、Webブラウザに関する仕事をする人です。
コーダーが使うHTMLやCSSのようなマークアップ言語の他に、JavaScriptやPHPと呼ばれるプログラミング言語を使います。Webサイトのデザインを任されることもあるので、デザインに関する知識も必要になる場合もあります。
フロントエンジニアの平均年収は、約500万円です。
エンジニア系の職種5.インフラエンジニア(ネットワークエンジニア)
フリーで活躍しているエンジニア系の職種の5つ目は、インフラエンジニア(ネットワークエンジニア)です。
インフラと聞いたら、インフラ設備を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。インフラエンジニアとは、ネットワークやサーバーなどのインターネットサービスの基盤を担う仕事です。
私たちが当たり前のように使っているインターネットや、インターネットに接続するサービスは、ITのインフラ設備が整っているおかげで、使えているのです。
インフラエンジニアは、インターネットに繋がるようにするためにはどのようにすればいいのか、最も効率のいい方法は何なのかを考え、ネットワークを構築します。
インフラエンジニアの年収は、450万〜1000万円です。
インターネットサービスの基盤を作る仕事なので、高単価の仕事が多いのが魅力です。
エンジニア系の職種6.ゲームエンジニア
フリーで活躍しているエンジニア系の職種の6つ目は、ゲームエンジニアです。
ゲームエンジニアは、仕事内容を想像しやすいエンジニアなのではないでしょうか。その名の通り、ゲームを作る仕事をしているのが、ゲームエンジニアです。
家庭用ゲームやスマホのゲームなど様々なゲームがあり、どのようなゲームに携わるかによって年収も大幅に変わります。
ゲームエンジニアの平均年収は、500万〜800万円です。ゲームが好きで、ゲームに携わりたい人におすすめの職業です。
エンジニア系の職種7.プロジェクトマネージャー
フリーで活躍しているエンジニア系の職種の7つ目は、プロジェクトマネージャーです。
プロジェクトマネージャーとは、名前どおり、プロジェクトを管理する人のこと。SEと同様に、クライアントと接する機会が多くあります。
プロジェクトマネージャーの仕事は、プロジェクトの準備から始まります。人材や費用、予算などを考え、プロジェクトを納期を決めます。
納期までに終わらせるように指示をするのが、プロジェクトマネージャーの仕事です。
プロジェクトマネージャーの平均年収は、626万円と比較的高い年収です。優秀なプロジェクトマネージャーの場合は、1000万円以上の年収になることもあります。
クリエイティブ系の職種
次は、クリエイティブ系の職種をご紹介します。
また、クリエイティブ系の仕事についている人をクリエイターといいます。近年注目されているYouTuberもクリエイターの一種。
さっそくフリーランスとして活躍しているクリエイティブ系の職種について確認していきましょう。
クリエイティブ系の職種1.Webデザイナー
フリーで活躍しているクリエイティブ系の職種の1つ目は、Webデザイナーです。
Webデザイナーとは、Webサイトを始めとした、Webに関係する制作物のデザインをする人のことです。
センスのいいデザインを作るだけでなく、見る人の気持ちになって見やすく、わかりやすいデザインを作ることを求められています。
また、デザインソフトを駆使するので、IllustratorやPhotoshopといったデザインソフトの勉強が必要です。
フリーランスのWebデザイナーの平均年収は、350万〜600万円です。
クリエイティブ系の職種2.グラフィックデザイナー
フリーで活躍しているクリエイティブ系の職種の2つ目は、グラフィックデザイナーです。
グラフィックデザイナーとは、Webサイトに乗せるコンテンツや、広告のグラフィックデザインをする仕事です。
クライアントが実現したいと思っているものを作り出すことが仕事です。
また、クライアントだけではなく、見る人が自分の作品をどう思うかのような、相手を思う気持ちも大切になってきます。
グラフィックデザイナーの平均年収は、340万円ほどです。有名なグラフィックデザイナーになると、年収1000万円を稼いでいる人もいます。
クリエイティブ系の職種3.カメラマン
フリーで活躍しているクリエイティブ系の職種の3つ目は、カメラマンです。
最近では、スマホカメラの進化によって、誰でも気軽にクオリティの高い写真を取れるようになりました。
しかし、プロのカメラマンのように写真を取るのは、実は大変難しいもの。
クライアントのイメージする写真を撮ったり、撮影する対象が最も美しく見えるように写真を取ったりすることには技術が必要です。
フリーランスのカメラマンの平均年収は、440万円ほどです。
クリエイティブ系の職種4.イラストレーター
フリーで活躍しているクリエイティブ系の職種の4つ目は、イラストレーターです。
イラストレーターとは、イラストを書く仕事のこと。広告や雑誌などの紙媒体のイラストだけではなく、Webサイトやゲームなどのイラストを書くなど媒体は様々です。
イラストレーターの平均年収は、400万〜500万円ほどです。
クリエイティブ系の職種5.動画編集者
フリーで活躍しているクリエイティブ系の職種の5つ目は、動画編集者です。
動画編集者というと、YouTuberを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
YouTuberも、動画編集者のうちの一種だといえるでしょう。
その他、企業から動画の制作を依頼されてCMや商品紹介などの動画を作成することが動画編集者の仕事です。
動画編集ソフトを使いこなす必要があり、作り上げた動画のクオリティが次の仕事を獲得するために大切になります。
動画編集者の平均年収は、406万円ほどです。
ライティング・編集系の職種
次は、人気のフリーランスの職種であるライティング・編集系の職種をご紹介します。
ライティング・編集系の職業は、日本語を扱う職業がほとんどです。ライティング・編集系の職業は、適切な日本語を使って、読みやすい文章を書くことが求められます。
ライティング・編集系の職種1.Webライター
フリーで活躍しているライティング・編集系の職種の1つ目は、Webライターです。
ライターはわかるけれど、Webライターが何かを知らない人も多いのではないでしょうか。
Webライターは、Webサイトの文章を書く仕事です。Webサイトの文章とは、今読んでいる文章がそのうちのひとつです。Webでみるコラムやエッセイ、広告など掲載媒体は様々です。
Webライターの平均年収は、259万ほどです。Webライターを副業でやっている人も多くいるので、平均年収は一見低そうに見えてしまいますが、1000万円以上稼いでいる人も。スキルを磨いていくと、高収入も期待できます。
ライティング・編集系の職種2.コピーライター
フリーで活躍しているライティング・編集系の職種の2つ目は、コピーライターです。
コピーライターのコピーは、キャッチコピーのコピーです。つまり、キャッチコピーを考える人をコピーライターといいます。
短い言葉で商品を端的に表したり、人を引きるけるようなキャッチコピーを考えたりする必要があります。
コピーライターの平均年収は、500万〜600万円です。
ライティング・編集系の職種3.編集者
フリーで活躍しているライティング・編集系の職種の3つ目は、編集者です。
編集者は、Webライターが書いた文章を編集したり、漫画や本などの文章を編集する仕事です。
Webライター以上の文章の知識だけでなく、読む人の知りたいことを健闘して文章を組み立てる力が必要になります。編集者の年収は、350万円〜1000万円ほどです。
ライティング・編集系の職種4.Webディレクター
フリーで活躍しているライティング・編集系の職種の4つ目は、Webディレクターです。
Webディレクターとは、Webサイトを作る際に指示を出し、クライアントが求めるWebサイトやLPなどWebに関わる制作物を作る仕事です。
エンジニア、デザイナー、ライターや編集者、クライアントと綿密なコミュニケーションを取ることや、多くの人のスケジュールを管理する力なども必要です。
また、完成した制作物のクオリティを確認するため、デザインや文章力などの力も重要です。
Webディレクターの平均年収は451万円です。大きな案件になるにつれて単価は上がり、活躍次第で年収1000万円以上も目指せる職種です。
ライティング・編集系の職種5.アフィリエイター
フリーで活躍しているライティング・編集系の職種の5つ目は、アフィリエイターです。
アフィリエイターとは、アフィリエイトと呼ばれる広告を利用して広告収入を得る仕事です。
Webサイトやブログなどにある広告を、閲覧者がクリックをしたり、広告の商品を購入したりすると、報酬を得られる仕組みです。
アフィリエイターの平均年収は、370万円〜485万円だといわれています。
専門職系の職種
最後に、専門職系の職種をご紹介します。
専門職とは、資格が必要だったり、クリエイティブな特殊技術が求められる職種です。スキルによって、稼げる額が大きく変わるところがポイントです。
専門職系の職種1.ファイナンシャルプランナー
フリーで活躍している専門職系の職種の1つ目は、ファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナーは、別名FPと呼ばれるお金の専門家。お金の使い方を指導したり、お金の使い方に関する文章を書いたりして、収入を得る仕事です。
FPになるために、必ずしも資格がいるわけではありませんが、活躍するFPの多くは、資格所有者です。
FPの資格には、国家資格であるFP技能士と、民間資格であるAFPとCFPがあります。
FPの平均年収は、300万円〜400万円といわれています。
専門職系の職種2.メイクアップアーティスト・スタイリスト
フリーで活躍している専門職系の職種の2つ目は、メイクアップアーティスト・スタイリストです。
メイクアップアーティスト・スタイリストとは、芸能人やモデルなどに、メイクをしたり、洋服をコーディネートしたりする仕事です。
年収は、180万円〜480万円ほどですが、有名な芸能人の専属のメイクアップアーティスト・スタイリストになると、年収は、1000万円を超えることもあります。
最新の流行を抑え、相手にあったメイクや洋服を考える必要があります。
専門職系の職種3.翻訳者
フリーで活躍している専門職系の職種の3つ目は、翻訳者です。
日本語から外国語に翻訳したり、外国語から日本語に翻訳したりする職業です。
本や雑誌、漫画などの書籍や、映画など翻訳する媒体は様々。言語だけでなく、担当する外国語の文化にも詳しくなる必要があります。
翻訳家の年収は、400万円〜600万円です。
専門職系の職種4.フードコーディネーター
フリーで活躍している専門職系の職種の4つ目は、フードコーディネーターです。
料理やご飯を食べることが好きな人におすすめの職種は、フードコーディネーターです。
フードコーディネーターとは、料理に関するスペシャリスト。新しいレシピを開発したり、企業の食品開発にアドバイスをしたりします。
フードコーディネーターになるためには、資格を取る必要はありませんが、知識があることを証明するために「日本フードコーディネーター協会」による民間の資格をとってもいる人もいます。
年収は、100万〜300万円ほどだといわれています。
専門職系の職種5.ネットショップの運営
フリーで活躍している専門職系の職種の5つ目は、ネットショップの運営です。
オンラインショップは実店舗を出すよりも低コストで開始できることがポイントです。
海外から買い付けをしたり、自分で商品を作成したりなどして商品を準備、販売していきます。
ネットショップ運営の平均年収は442万円ほどだといわれています。
専門職系の職種6.コンサルタント
フリーで活躍している専門職系の職種の6つ目は、コンサルタントです。
コンサルタントとは、経営や商品に対して、クライアントに助言をしたり、進むべき方向を示したりする職業です。
どのように経営を行うべきか、どのような商品が売れるかを考える必要があるので、様々な知識が必要になります。
経営や投資などの難しい分野のコンサルタントになると、年収が1000万円を超えることもあります。
フリーランスとして働きたいときは何から始めたらいいの?
フリーランスの職業を23種類ご紹介しました。興味のある職業でフリーランスになりたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
以下では、フリーランスとして働き始める方法をご紹介します。
STEP1.まずはできそうな仕事を受けてみる
フリーランスとして働き始める方法のファーストステップは、まずは今の段階でもできそうな仕事を受けてみることです。
まずは、仕事をやってみないと始まりません。自分が本当にフリーランスとしてやっていけるかどうかを知るためにも、仕事をしてみましょう。
STEP2.ポートフォリオを作成する
フリーランスとして働き始める方法のセカンドステップは、ポートフォリオを作成することです。
フリーランスとして働くときには、クライアントに自分の力量を示さなければいけません。
自分のできるスキル、作風などをクライアントに伝えるものがポートフォリオです。
ファーストステップで行った仕事や、今までしていた仕事を相手に伝わりやすくまとめてみましょう。
STEP3.営業を行う
フリーランスとして働き始める方法のサードステップは、営業を行うことです。
すでに知名度が高い人以外、待っていても仕事は回ってこないものです。募集されている仕事に応募したり、営業を行うことで仕事を獲得していきましょう。
フリーランスとして活躍できる職種を見つけよう
- 自分に合った職業を選ぶ
- まずはできそうな仕事を受けてフリーランスとしての活動を行う
- ポートフォリオを作成して、自分のスキルをクライアントに知ってもらう
フリーランスの職業を系統に分けてご紹介しました。
フリーランスは、自分に合った職業を自由に選ぶことができ、自分主体となって働けることがポイントです。
本記事を参考にして、やりたいフリーランスの仕事を考えてみてはいかがでしょうか。
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