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【完全版】フリーランスの名刺の作り方を徹底解説! 名刺に入れるべき7項目

Kazuhiko Tanabe

2018/02/18(最終更新日:2020/08/24)


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<完全版>フリーランスの名刺の作り方を徹底解説! 名刺に入れるべき6つのこと 1番目の画像

フリーランスの場合、名刺を準備するべきか悩む人もいらっしゃるでしょう。

いざ、自力で名刺を作ろうとすると「名刺の作り方がわからない」「載せるべき情報って何?」と悩むポイントが多々でてきます。

本記事では、作成時に悩むポイントを押さえながら、フリーランスや副業をしている人の名刺の作り方を解説していきます。

本記事の内容をざっくり説明
  • フリーランスは、名刺が必要
  • フリーランスの名刺に載せるべき7つの情報
  • フリーランスの名刺デザインで気をつけるべきポイント4つ

フリーランスにも名刺は必要なの?

会社や組織に属さないフリーランスは、名刺が必要な場合は、自力で作る必要があります。

しかし、そもそもフリーランスに名刺は必要なのでしょうか。

営業ツールとして名刺は必須

フリーランスと一括にいっても、様々な仕事があります。

名刺をすぐに必要とするフリーランスは、取引先やクライアントと直接会うような人です。

クライアントが企業に勤めている場合、当たり前に名刺を持っている場合が多いのではないでしょうか。ビジネスの場で名刺交換が始まったのに、名刺を持っていないという気まずいことにならないように名刺はあったほうがいいでしょう。

直接クライアントに会うことがないフリーランスは、名刺が必要な場合は少ないといえます。

しかし、いつ仕事に繋がる相手と会う予定が決まるかわからないもの。相手からの信頼を得るためにも、名刺は準備しておくことがおすすめです。

名刺があることでビジネスチャンスに繋がる

名刺には大きく分けて2つの利点があります。

1つ目は、名刺は、自分の氏名や連絡先などの正確な情報を相手に伝えれることです。相手がいざ連絡を取りたいとなったとき、名刺があると直ぐに連絡を取れます。

すぐに連絡を取れることは、新しい仕事を得ることに繋がります。

2つ目は、名刺によって相手にいい印象を与えれることです。フリーランスの名刺は、会社や組織などで働く人と違って個性を表せます。

デザイナーやクリエイターの場合、名刺は一つの作品にもなります。他の名刺とは全く違うおしゃれな名刺を作ることで、相手の印象にも残りやすくなります。

フリーランスの名刺に載せるべき7つの情報

名刺を作る際、「どんな情報を載せるか」について悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

基本的には以下の6つの情報を盛り込みましょう。

フリーランスの名刺に載せるべき基本情報6つ
  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 肩書き
  • HPアドレス/SNSアカウント

フリーランスの名刺に載せるべき情報1:名前・屋号

フリーランスの名刺に載せるべき情報の1つ目は、名前・屋号です。

名前は、最も基本となる情報です。

通常の会社員であれば本名を記載します。しかし、フリーランスで仕事をしている人の中にはペンネームを使っている人もいるのではないでしょうか。

基本的には、本名とペンネームのどちらを載せても問題ありません。

しかし、ペンネームだけを載せることに不安がある場合は「ペンネーム(本名:〇〇)」のように表記しましょう。

フリーランスの名刺に載せるべき情報2:住所

フリーランスの名刺に載せるべき情報の2つ目は、住所です。

自宅兼事務所の場合は、名刺に住所を載せるべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

特に、女性の一人暮らしや、実家に住んでいる場合は、住所を載せることに抵抗を感じる人も多いでしょう。

しかし、仕事の関係で頻繁に郵便物の受け取りをする場合は住所を書くことをおすすめします。

住所を載せたくないけれど、頻繁に郵便物の受け取りがある仕事の場合は、「バーチャルオフィス」を使ってみましょう。

バーチャルオフィスとは仮想上の事務所のことです。サービスは様々ですが、郵便物を受け取って転送してくれたり、郵便物をバーチャルオフィスまで直接取りに行けたりします。

住所を使うような仕事はない場合や、頻繁に住所を使う仕事がない場合は住所は載せなくてもかまいません。

手間はかかりますが、住所が必要な場合は適宜教えるといいからです。

フリーランスの名刺に載せるべき情報3:電話番号

フリーランスの名刺に載せるべき情報の3つ目は、電話番号です。

会社の名刺であれば会社の固定電話の電話番号を掲載します。フリーランスの名刺の場合、電話番号を載せるのであれば携帯の番号を載せるのがおすすめです。

プライベートな情報が漏洩してしまうことに抵抗感がある人は、仕事用の電話を用意するといいでしょう。

もしくは、メインの名刺よりも情報量を少なくしたサブの名刺を作って対応をすることをおすすめします。

今後も仕事を一緒にするであろう人には、メインの名刺を渡し、あまり深い関係にならなさそうな人には、サブの名刺を渡すようにすると、個人情報を守れます。

住所や電話番号は大切な個人情報なので、しっかり考えた上で、名刺に書くかどうか決めてください。

フリーランスの名刺に載せるべき情報4:メールアドレス

フリーランスの名刺に載せるべき情報の4つ目は、メールアドレスです。

メールアドレスを書く際は、プライベートのメールアドレスを書くことは避けましょう。仕事のメールとプライベートのメールが混同するのを避けるためです。

GmailやYahooメールなど、無料で取得できるアドレスもありますが、基本的には独自ドメインのメールアドレスを取得することをおすすめします。

GmailやYahooなどのフリーメールのアドレスだから信頼できないという人も一定数います。

また、セキュリティの関係から、フリーメールのアドレスからのメールを受信できない場合もあります。

独自ドメインのアドレスを作っておいたほうが、仕事上スムーズに連絡が取れます。

フリーランスの名刺に載せるべき情報5:肩書き

フリーランスの名刺に載せるべき情報の5つ目は、肩書きです。

フリーランスの名刺において、最も相手に見られる「肩書き」は名刺を作る際の大切なポイントになります。

「フリーランスで仕事をしている」という言葉だけでは、いまいちどんな仕事をしているのかわかりにくく感じる人も多くいます。

どのような専門分野で活躍しているフリーランスなのかを示すためにも、下記のように肩書きは欠かさず明記しましょう。

【例】フリーランスが名刺に載せる肩書き
  • フリーライター/エディター(編集者)
  • ディレクター
  • カメラマン
  • デザイナー/Webデザイナー
  • エンジニア
  • プログラマー
  • プロジェクトマネージャー
  • 専門的な資格を持つ肩書き

また、独自の肩書きを作ることで、個性を光らせ、相手にいい印象を与えれます。

フリーランスの名刺に載せるべき情報6:Webサイト/SNSアカウント

フリーランスの名刺に載せるべき情報の6つ目は、WebサイトのURLやSNSアカウントです。

フリーランスであればポートフォリオやブログ、TwitterやInstagramといった各種SNSアカウントを持っている人も多いのではないでしょうか。

SNSアカウントを見ると、普段どういった情報収集の仕方をしているのか、どんな人と交流があるのか、どんな仕事をしているのかといった情報がわかります。

SNS経由で案件獲得することも多いため、WebサイトのURLやSNSアカウントなどの個人的な活躍が記録されているものは積極的に名刺に載せましょう。

仕事相手に共有するアカウントでは、愚痴やネガティブな内容の発信をするのは控えることで、信頼を得やすくなります。

また、WebサイトのURLを記載する際は、なるべく長々としたアドレスを打ち込む手間を相手にかけないようすることがポイントです。

フリーランスの名刺に載せるべき情報7:QRコード

フリーランスの名刺に載せるべき情報の7つ目は、QRコードです。

自分の運営するサイトを載せたい場合、URLを載せることが主流でした。

しかし、URLは簡単にQRコードにできます。

相手にアドレスを打ち込む手間を掛けないためにも、QRコードを乗せることをおすすめします。

フリーランスの名刺デザインで気をつけるべきポイント4つ

<完全版>フリーランスの名刺の作り方を徹底解説! 名刺に入れるべき6つのこと 2番目の画像

名刺に記載する情報をピックアップし終えたら、あとは名刺のデザインを考えましょう。

自身の顔となる名刺のデザインをするにあたって、いくつか注意すべきポイントがあります。

次は、フリーランスが名刺を作る際に気をつけておきたいデザインの要点についてご紹介します。

名刺デザインのポイント1:ユニークな形の名刺はNG

名刺のデザインを決めるポイントの1つ目は、名刺の形はなるべく長方形にすることです。

名刺の形は「長方形」が一般的です。フリーランスの中には名刺交換でインパクトを与えるためにユニークな形の名刺を作る人もいるのではないでしょうか。

確かに個性的な形の名刺にすると、印象には残りやすくなりますが、名刺入れや名刺フォルダに入らなくなってしまいます。

相手が名刺を保存する際に困らないような形にするのがベストです。

形にこだわるのであれば、名刺入れに収まるサイズ感でデザインを考えてみましょう。

名刺デザインのポイント2:コストをかけるなら「台紙選び」に

名刺のデザインを決めるポイントの2つ目は、台紙選びにコストをかけることです。

デザインについて考える際、ポイントとなるのが「台紙の紙質」です。

台紙の色やロゴ、イラスト、レイアウトなど、小さな名刺といえどもデザインにこだわるべきポイントは多々あります。

しかし、それらのデザインも「紙質」一つで、印象がガラリと変わってしまいます。

「厚み」や「表面の質感」には、自分が理想としている名刺を作るためにもぜひこだわり抜いてください。

以下では、台紙の主な種類についてご紹介します。実際に手にとって時間をかけて悩んでみてもいいでしょう。

フリーランスが名刺デザインする際に覚えておくべき「台紙の主な種類」
  • マット紙:光沢感がなく、サラサラとした手触りがする表面。印刷すると色がくすむのが特徴。落ち着いた印象の名刺にしたい人におすすめ
  • 光沢紙:写真を印刷する際に用いられる光沢感のある台紙。ペタペタとした手触りがする表面で、色鮮やかに印刷することができる。顔写真入りの名刺におすすめ
  • 上質紙:マット紙や光沢紙のような特殊な表面感のない最もシンプルな台紙。鮮やかな色を使わないベーシックな色遣いの名刺におすすめ

また、名刺を受け取ったときに、名刺の厚みは名刺の印象を変える要素の一つです。どの厚みにするのかもよく考えてみましょう。

フリーランスが名刺デザインをする際に覚えておくべき「台紙の厚み」
  • 135kg:冊子やカタログの表紙、ポスターなどに用いられる厚み。急ごしらえの名刺におすすめ
  • 157kg〜200kg:DMやポストカードなどに用いられる厚み。サブ名刺におすすめ
  • 200kg〜220kg:ハガキよりも厚みがある。ビジネス用のメイン名刺におすすめ

名刺デザインのポイント3:差をつけたい人は「顔写真/似顔絵/ロゴ」を入れる

名刺のデザインを決めるポイントの3つ目は、顔写真や似顔絵、ロゴを入れることです。

顔写真を使った名刺は、相手が再度名刺を見た際に「あの時に会った人か!」と思い出してくれる可能性が高くなります。

顔を覚えてもらえれるので、新たな仕事が得られるきっかけになることもあるでしょう。

一方で、顔写真をのせていると、うっかり紛失した際に個人情報を悪用される可能性が高まるというデメリットもあります。

リスクを回避するのであれば、ポートフォリオや個人サイトのデザインに合わせたロゴを入れたり、好きな動物のイラストを入れたりするといいでしょう。

名刺デザインのポイント4:裏面には「人柄」が出る内容を盛り込む

名刺のデザインを決めるポイントの4つ目は、名刺の裏面にも手を抜かないことです。

フリーランスが案件獲得するためには、やはり「個性」が大切です。

名刺交換の際にどんな人柄であるのかを覚えてもらったほうが、案件を紹介してもらえる確率が高くなります。

新しい仕事を紹介してもらうためにも、名刺の裏面には、「趣味や特技」といった個人的な事柄を書くことをおすすめします。

ただし、情報量が多すぎる裏面デザインはNGです。

自分の情報でさえまとめれない人という印象を与えてしまいます。

ある程度の経歴や仕事スキルなどを記載をしたら、一文でもいいので人柄が出る内容を盛り込んでみましょう。

フリーランスの名刺はまずはコストをかけすぎず作成することもおすすめ

本記事のまとめ
  • 名刺には、名前やメールアドレスなど基本的な情報を乗せる
  • 住所や電話番号、顔写真などを乗せる際は、リスクをしっかり考える
  • 名刺を作る際は台紙の種類や厚さまで手を抜かない

フリーランスの名刺の作り方について説明してきました。

名刺に載せる情報や台紙の種類など悩ましいことがたくさんあると思います。

重要なビジネスツールである名刺ですが、あくまでビジネスにおける手段であって、目的ではありません。こだわりすぎて、時間やお金をかけすぎてしまっては本末転倒になりかねません。

本記事を参考に、名刺作りの要点を押さえてスピーディーに名刺を作成してください。

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