フリーランスになった人が共通して不安に感じていることは、仕事量と収入のことが大きな割合を占めます。フリーランスになると、自由な時間や好きな仕事と引き換えに、仕事量の減少や収入の不安定などの心配事がついてまわります。このような将来への不安を解消し、前向きに過ごすにはどうしたらよいのでしょうか。
きちんとした収入管理は必須
フリーランスの仕事は、サラリーマンと違い毎月の収入が不安定です。今月はたくさん入るけれど来月はわからないといったように、仕事の量によって収入が左右されるからです。このような収入の不安を解消するためには、自分の財政状態をしっかり見つめ直してコントロールしていくことが必要です。
コントロール対象となるお金には、入ってくるお金・出ていくお金・貯蓄するお金があります。まず、入ってくるお金と出ていくお金のバランスを考えます。当然ですが、収入よりも経費や生活費のような支出のほうが多ければ、財政状態は赤字になり生活は苦しくなります。収入を増やし、支出を出来る限り減らしていきましょう。そうすれば貯蓄するお金が増えてきます。そのため、はじめは生活面で不自由がでてくることもあるかもしれません。
サラリーマンは、休職や退職をしても保険があるため仕事しない間も収入がありますが、フリーランスの場合は仕事がなければ収入はありません。サラリーマンの保険分を自分で積み立てる必要があるのです。安定しない収入の中から節約生活をして貯蓄を増やすことは大変ですが、そのモチベーションを持続させるためには、しっかりと目標を持つことが大切です。「病気で仕事を休まなくてはならなくなった時や仕事がなくなってしまった時などに、最低でも3か月から6か月は生活に困らないくらいの貯蓄をする」といったお金に関する目標があれば、節約生活もあまり苦にならないでしょう。自分の財政状態がしっかりコントロールできれば、収入への不安は解消されます。
常に向上心を持つことが大切
フリーランスとして働いている人は、突然仕事がなくなる不安も常に持っています。仕事が無くなった時は貯蓄をしておけばしばらくは何とかなりますが、その間に次の仕事を見つけなければなりません。
仕事を継続して受注できたり次の仕事がすぐに見つかる人の特徴は、常に勉強をして新しい事に対する向上心を持っているということです。世の中は常に変化しています。継続的な取引があるフリーランスの人はそれで安心かもしれませんが、クライアント側は「この人で大丈夫か、もっと効率の良い仕事ができるフリーランサーはいないか」などと感じているかもしれません。継続的に取引がある場合は頼まれた仕事を完璧にこなすことはもちろんですが、それ以上の提案をクライアントにできるようになれば、信頼感も生まれ継続的な仕事の依頼が来るかも知れません。
仕事を増やしたい場合は、営業・業務・スキルアップの3工程を常に同時に行うことが大切です。新しい分野も勉強し、営業先で「これならできます」より「これもできます」と言えれば、クライアント側も安心して仕事を依頼することができます。営業・業務・スキルアップを怠らないで向上心を持っていれば、仕事への不安も解消されていくでしょう。
他にも生活面では色々な不安はあると思いますが、それに耐えられかつ意欲的なワークライフを送れる人であればフリーランスとして働いていくスタイルに向いているといえるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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