マネジメント能力は、チームのマネージャーやリーダーならば誰しも身に付けておかなければいけない能力です。必要となるマネジメント能力は業種や職種によっても多岐にわたり、一概にこれと言うことはできません。しかし、自分のおかれているポジションに見合うようなスキルを高める事で、業績を向上させることもできます。
マネジメントで必要な2つのこと
マネジメント能力とは、経営管理や人間関係の円滑化などといった仕事に対する総合的な能力の事です。そのため、その両方の能力を身に付けることが必要です。
経営管理能力を身につけるということは、就業している企業の分野で必要な基礎専門知識を身に付けることです。そしてそれに加えて、財務やマーケティング、研究、開発など他の部署の現状を把握しておくことも大切です。他部署のことについても把握しておくことにより、自分が管理する部署の立ち位置や今やるべきことなども明確になり自身をもって仕事をすることが出来るからです。
一方人間関係の円滑化につながるヒューマンスキルとは、職場内の人間関係の調整や部下の育成などが中心になります。上手く相手とコミュニケーションを取りつつ関係を深めていく事で業績の向上につながっていきます。人間関係を円滑化するためには、上から叱咤激励するのではなく、同じ目線の高さで相手の意見や提案にも耳を傾けるという姿勢が一番大切です。分かっていてもなかなか出来ないことだと思いますので、ひたすら実践を繰り返すことによってその能力をどんどん高めていくこともできます。
能力を発揮していくためにすること
部下や同僚など、自分がマネジメントする範囲の社員の向上心やモチベーションを高めることによって業績を向上させることができてはじめて、マネジメントの意味合いが出てきます。
社員の向上心を高めるには、部下の存在意義を認めたり、知識やスキルの習得を促しつつ良好な人間関係を構築するということが大切です。中でも、部下の存在意義を認めるということが大切な要素です。自分がいてもいなくても何も変わらないと感じてしまうメンバーがいると、その人自身にとってもチームや組織にとってもマイナスです。逆に、自分の存在意義を認められれば自分に自信が持てて、より一層業績に取り組む意欲もわいてきます。
このように、スタッフのモチベーションを高めるためにもマネジメント能力は組織を動かす上でとても重要な役割を持ちます。なんとなくこなしているだけではなかなかスキルアップしていきませんので、ポイントを抑えて意識して実践していくようにしましょう。
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