HOMEビジネス プレゼンで聴衆の理解を助ける上手なアウトラインの書き方

プレゼンで聴衆の理解を助ける上手なアウトラインの書き方

Riko Kaneda

2014/03/15(最終更新日:2014/03/15)


このエントリーをはてなブックマークに追加

プレゼンで聴衆の理解を助ける上手なアウトラインの書き方 1番目の画像
 分かりやすいプレゼンは聴衆の理解を助けます。聴衆が理解すればより興味を持ってもらえるでしょうし、自分も手応えを感じることができます。ですから、プレゼンの成功は分かりやすいかどうかにかかっているのです。分かりやすいプレゼンを行うためには色々な点に注意しなければなりません。そのために大切なものの一つであるスライドをきちんと作るために、そのアウトラインの作り方をご紹介します。

分かりやすいスライドとは?

 分かりやすいスライドとは、聞いてる人がすぐに理解することができるスライドです。聴衆の理解を超えていると分かりづらくなりますし、逆に聴衆の理解が早過ぎると飽きられてしまいます。程よい展開がちょうどいいのですが、そのようなスライドはいきなりつくろうと思ってもできません。まず発表する内容の大まかな流れを決めます。それがアウトラインです。

アウトラインの重要性:俯瞰の視点

 アウトラインは聴衆の理解を助けるだけでなく、発表者の理解も助けます。アウトラインはむしろ作成時こそ役に立つといってもいいでしょう。何十枚ものスライドを1から突然つくりだすことは、よほど慣れてる人でない限り失敗します。なぜなら俯瞰の視点がないからです。プレゼンでは常に俯瞰の視点を意識しましょう。俯瞰の視点があれば話が脱線することはありませんし、プレゼンを大きな流れに沿って進めることができます。アウトラインはそのような俯瞰の視点を維持することを助けてくれます。

プレゼン準備での上手なアウトラインの書き方

 それでは上手なアウトラインの書き方とはどういうものでしょうか?

プレゼンで言いたい事を箇条書きにする

 まず、言いたいことを箇条書きで抜き出します。その際、ストーリーなどは無視して大丈夫です。とにかく言いたいことをなるだけたくさん書き出します。パワーポイントを用いてるならば、アウトラインモードにして箇条書きでスライドのタイトルだけをたくさん書き出しましょう。このとき絵や図は書かなくても構いません。書きだした箇条書きの数だけスライドができます。書き出すことで自らの頭を整理することができます。書き出している途中ですでにアウトラインのイメージができあがっていることでしょう。箇条書きの順番を変えたり、消したり付け加えたりしていく作業によって、自分が今回のプレゼンで何を言いたいのかが見えてきます。

プレゼンで言いたい事をひとつ決める

 そして、プレゼンでもっとも言いたいことを”1つだけ”決めます。2つ以上には絶対にしないようにしてください。箇条書きとなったアウトラインを眺めていれば1つの結論が見えてくると思います。どうしても2つ以上になる場合は、プレゼンを2つにわけましょう。それほど1つのプレゼンで1つの結論という原則は大切です。これは俯瞰の視点を維持することにもつながります。

プレゼン発表での上手なアウトラインの書き方

 アウトラインはプレゼン発表時にも上手に使いましょう。具体的な書き方は、発表の最初にこれから話す内容を目次のように示します。これが発表のアウトラインになります。発表する内容を最初に示してしまっては展開がバレてしまうのではないか?と思うかもしれませんが、プレゼンでは展開をばらしたほうが理解を助けます。聴衆は映画やお芝居を見に来ているわけではありません。何らかの情報を得ようと思っているわけですから、物語のような展開はむしろ嫌われる傾向があります。まずアウトラインを示したあと、詳しく説明することで聴衆は途中で飽きずに理解することができるのです。

 プレゼンの準備段階でも、プレゼンを発表している段階でもアウトラインはとてもになってきます。ぜひ上記を参考にして聴衆によりよく伝わるような発表を目指してみてください。

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード