自分のやりたいことを達成しようと起業した人も、悩んだり自分が思ったようにいかなくてモチベーションが下がってしまうこともあると思います。起業すると、自分が達成すべき目標を自分自身で考えて行動していかなければなりません。 今回は起業家のモチベーションが低下した時にどうやって乗り越えるのか、維持していくの見ていきましょう。
1. 社外の人間関係を大切にする
下がってしまったモチベーションを上げる方法に社外の人と交流するということがあげられます。そのために、さまざまなところで行われているセミナーに参加するのもいいでしょう。社外の人から新しい情報を得ることで、今まで悩んでいたことの解決策が見えてきて、モチベーションの向上につながるかもしれません。
ここで注意したいことは、参加者のレベルが高いセミナーに参加するようにするということです。参加はしたものの「愚痴の言い合いになった」「結局悩みの解決策は得られなかった」などということは避けたいもの。参加者のレベルが高いセミナーでは、その雰囲気を肌で感じることができます。例えば京セラの創業者である稲盛和夫さんは、「盛和塾」という起業家向けのセミナーを主催しています。こういったセミナーでは、成功している稲盛さんのように自分より経験のある起業家の話も聞けます。モチベーションアップが目的ですから、自分を鼓舞してくれる、叱咤激励してくれる手段をとるようにしましょう。
2. 創業時の情熱を忘れない
「初心忘れるべからず」とはよくいったもので、起業し時間が経ってしまうと「明日の売上」や「従業員やお客様のこと」ばかりに重点がおかれ、どういった思いで事業を始めたのかわからなくなるケースがあります。売上や従業員も当然大切です。ですが、自分の思いも同じように大切なことではないでしょうか。アメブロで有名なサイバーエージェント社長の藤田晋さんも、一時期創業の思いを忘れたといいます。 「21世紀を代表する会社を作りたい」そういった思いで藤田さんは起業しました。しかしネットバブルが崩壊し、サイバーエージェントの株価が下落し続け、社内外からのプレッシャーに耐えられなかった時期があったことを著書で明かしています。その辛い時期を乗り越えられたのも、創業時の情熱でした。「21世紀を代表する会社を作りたい」これを思い出し、また頑張ろうと身を引き締めなおしたとも言っています。サラリーマンでいうと「なぜ、この仕事を始めたのか」といった思いでしょう。そういった原点は、大切にしたいですね。
モチベーションを維持する方法はいろいろあると思いますが、ぜひ上記のことも参考にしてみてください。
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