

ビジョンを掲げる時の注意
スローガンは単にキャッチコピーであるため、分かりやすさ・伝わりやすさが重視されます。一方でビジョンはその特質上いくつか注意すべきことがあります。ビジョンとは「我々の組織は誰にどのような価値を提供し、どうやって勝っていくのか?」を指し示すものだと考えます。そしてその言葉を聞けば一人一人が誰に何をしていかなくてはならないかが分かるものでなくてはならないのです。ビジョンは戦略的なもの、つまり「勝つためのビジョン」でないのであれば、それは単なるスローガンです。
いかにして優れたビジョンを策定するか
ビジョンとは「戦略的な将来像」ですが、どのように描かれるものがいいのかと考えた場合、その一つの答えとして「物語(ストーリーテリング)」の効力が注目されています。論理的で客観的な事実に基づいたビジョンは非常に分かりやすいものですが、その分他社からも模倣されやすく、3つの要件の一つである差別化するという要素に欠けているのです。そこで、右脳的に物語の力を借りながら、時には一見他社からは不合理に見えるようなビジョンを掲げるという手法が注目されています。
以上の事を踏まえた上でしっかりとしたビジョンとスローガンを考えていきましょう。
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