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経営戦略における「競争戦略」の立て方【5フォースの手法から見えるもの】

Shingo Hirono

2014/02/23(最終更新日:2014/02/23)


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 競合がひしめく業界で企業が成長、発展していくためには「競争戦略」を練らなければなりません。しかし、どうやって競合と戦っていけば良いのか分からない企業も多いと思います。ここでは、競争戦略の分析で有名な5フォースの手法をもとに、経営戦略における競争戦略の立て方を紹介していきます。

経営戦略における競争戦力とは?

 まず経営戦略は、企業の目標に到達するための手段や手法のことを言います。売上や品質の向上、新規開発や独自ブランドの確立といった目標を掲げ、それに対し現状からどのようなギャップが生じているのか。課題や問題点、強みや弱みを把握し、最終的には組織全体で具体的な取り組みを導き出していくのです。

 経営戦略では、その明確な目標もさることながら、数多くの視点から考えた分析力も重要です。その中で、競争戦力は、新規の参入や競争業者、代替品といった自社や他社の分析し、更に買い手や配給業者など顧客や市場、社会や業界といった分析を行います。それにより自社のポジションを明確化、競争相手との対策を把握することができます。

5フォースの手法

 5フォースでは、様々な環境からかかる圧力や競争状況を分析するフレームワークです。1980年にマイケル・E・ポーターが掲げましたが、現在でも有効な手法の1つとして扱われています。大きく競争状況を5つにわけ、経営戦略における競争戦略の軸を立てているのが特徴的です。

1. 新規参入の脅威

 新規参入の脅威では、業界の規模や製品の独自性、投資やコスト、社会情勢といった参入障壁を考えます。例えば、「既存業者の力が強い→参入障壁は強いが、現状競争が激しい」「既存業者の力が弱い→参入障壁は弱いが、今後競争が激しくなる」といった考え方をすることができます。

2. 競争企業との敵対関係

 競争企業が多い場合は、一人勝ちしていくことは難しくライバル企業の規模、成長性、コストや差別化などの脅威をもとに、戦略を立てていかなければなりません。例えば「認知度を高めるメディア広告」「差別化を図る値引き」などです。

3. 代替品の脅威

 今後考えられる代替可能な製品が現れるかもしれないという脅威をもとに戦略を練っていく考え方です。例えば、「同製品の低コスト開発を他社が成功した」といってことが考えられるでしょう。

4. 買い手の脅威

 購入者の数や比率などによる脅威も想定した上で戦略を練っていく方法です。例えば、少子化により子供の数が減少、若者の◯◯離れなどはイメージしやすいのではないでしょうか。

5. 配給業者の脅威

 これは、製品のための部品や仕入れ先の数や重要性、コストなどの脅威を想定して戦略を考えていく方法で製造業は必ず知っておかなければなりません。例えば、円安や円高による仕入れの変化などです。

 これらの5つの項目から、競争圧力がかからず、目的を達成しやすい新規事業戦略を立てていくのです。そうすることで、競合と戦っていくために必要な自社の強みや弱み、課題を見つけることができるでしょう。

競争戦略の立て方ポイント

 5フォースの手法から業界の特徴や構造、参入にかかる障害、そして細かな可能性から見える強みや弱みなどから、自社のポジションを掴みとることの重要性を学ぶことができます。最も利益を生み出し、競争に打ち勝つ具体策を考えていくのが、経営戦略における「競争戦略」策定のポイントと言えるのではないでしょうか。「競争戦略」を考える時は、過去や現状だけでなく今後、自社が競合となる受け身の立場を想像した将来を意識するべきでしょう。

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