HOMEビジネス 事業計画において盛り込むべき「出口戦略」の基礎

事業計画において盛り込むべき「出口戦略」の基礎

Kazuhiko Tanabe

2014/04/07(最終更新日:2014/04/07)


このエントリーをはてなブックマークに追加

事業計画において盛り込むべき「出口戦略」の基礎 1番目の画像
 最初の段階で「出口戦略」を考えておくことに対して、違和感を感じる人は多いかもしれません。しかし、あらかじめ「出口戦略」を用意しておくことで、万が一の場合に備えることができます。ここでは、事業計画における「出口戦略」の基礎を説明していこうと思います。

出口戦略の基礎

 「出口戦略」とは、市場から撤退する時に経済的な損失を、最小限に抑える戦略のことを言います。撤退する方法は、基本的には2つです。1つ目は、事業組織を他の企業へ売却するという方法です。そしてもう1つは事業そのものを清算し、解消してしまうという方法です。事業を清算し、解消してしまう場合は特に何も無いのですが、事業を売却する場合は、以下のようなポイントを意識しておかなければなりません。

・利益が出ているかどうか
・事業自体に将来性があるかどうか
・買収側にメリットがあるかどうか

 特に、事業に将来性があるかどうかという点は、M&Aで一番重要な部分なので、もし出口戦略として事業の売却を希望するのであれば、事業の価値を一度見直しておくべきかもしれません。

事業計画にあらかじめ組み込む

 出口戦略の方法を提示しましたが、それぞれで事前の準備が全く異なります。事業を売却する場合は、会社の価値を売却までに高めておく必要があります。それらは一朝一夕で出来ることではありません。最初の段階で、そこまで計画を練っておけばあとで困ることはなくなるでしょう。

 以上のことを意識して、事業計画を立てるときの参考にしてみてください。

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード