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【海外視点の起業家が知っておくべき】融資の種類と金融機関にチェックされること

Kazuhiko Tanabe

2014/04/01(最終更新日:2014/04/01)


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 起業する際には必ず資金源が必要になってきます。もしかしたら自己資産で全てが賄えるという場合もあるかもしれませんが、大抵はそういうわけにはいかないでしょう。また、親戚や親しい友人に借りるという方法もありますが、やはり融資に頼るという人が大多数をしめると思います。ここでは、海外で起業する際の融資の種類についてお話ししていきます。

海外で起業をする際、借入はどこで相談するか

 海外での融資の種類として一般的なのが、国内でのメガバンク、取引銀行が海外支店を通じて融資することです。昨今では、地方銀行や信用金庫においてもアジアを中心にした『海外駐在所の開設』『現地金融機関』との業務提携など、資金需要に応じようとしています。融資は補助金とは違い、金融庁の管轄のため、以前から海外展開に関する取り組みはありました。

 しかし、2010年頃からは低金利にての融資制度も比較的充実してきました。これは、中小企業庁が海外支援方針に転じたことによるものです。また、他の借入の種類として最近では、信用保証協会と金融機関が連携したような制度融資も登場しました。これらを有効活用し、借入を検討してみる事をお勧めします。

金融機関はどのような点を見てくるのか

 まず、借入の際にですが、必ず金融機関は過去の実績を確かめようとします。決算書が信用できるものかどうか比較して、税務申告書の提出を求めたり、納税状況や決算書の矛盾を見たりします。また、担保や連帯保証人も重要です。特に担保においては、金融機関にとっては有力な判断材料になるようです。そして経営者の資質も見ています。ここでは経営者の誠実性や事業遂行の能力、将来の経営ビジョン等をチェックしているのです。


 以上、海外で起業する際の融資の種類と金融機関にチェックされることを紹介してきました。日本と海外で異なる部分もあるので、その違いはしっかり認識しておくべきでしょう。

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