転職をしようと履歴書を書くときに必ずあるのが資格の欄。ここに何を書けばいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。今回は書くべき資格についてご紹介します。
面接先の企業に関係のある資格を書く
免許や資格はその人のスキルや今までの努力を示す大切な材料になるので、必要のあるものはしっかりと記入しましょう。ただ、持っている資格を全部並べればよいというわけではありません。希望先の企業が求める条件に対して役に立つであろうと思われる資格を書くことがポイントです。
例えば、教員免許を持っていても、アパレル関係の企業を希望する時にはあまり必要なく、カラーコーディネーターや販売士の資格を持っていた方が、企業側には喜ばれるでしょう。希望先の企業と関係のない資格を記入すると、「会社のことをあまりわかっていない」「会社について何も勉強していない」と疑われてしまうので、気をつけましょう。
どの業種の履歴書にも記入できる資格には、自動車免許や英語力を示す資格です。ただし英語検定4級のようなレベルの低いものはアピールにはなりません。一般的に資格欄に記入してアピールになるのは英語検定2級以上、TOEIC500点以上とされています。
資格を持っていない時は
志望する企業のニーズに合った資格を持っていない場合は無理して書こうとせず、「特になし」と記入しましょう。特に、転職の場合は資格より即戦力なので、資格がないからといってそれだけで不採用にはなることはありません。むしろ前の職場で実務経験がありすぐに仕事ができたり、前の仕事が新しい職場で役に立ったりすることが企業にとっては重要です。免許・資格欄に書かなくても、面接で「今までどのような経験を積んだか、どのようなスキルを持っているか」「それらが企業でどのように活かせるか」をしっかり企業側に伝えましょう。新しい企業を受ける準備として、資格の勉強を始めているなら、その旨を記入して企業に対する熱意を伝えても良いでしょう。
職種別の資格
転職の際、履歴書に書くと有効な資格を、職業別に見てみましょう。
法律関係:行政書士、司法書士、社会保険労務士、宅建取引主任者、中小企業診断士、土地家屋調査士、秘書検定、ビジネス実務法務検定、ファイナンシャルプランナー、簿記検定、など
パソコン関係:マイクロオフィススペシャリスト(MOS)、ITパスポート、日商PC検定3級など
福祉・医療関係:医療事務、衛生管理者、介護事務、介護福祉士、管理栄養士、ケアマネージャー、サービス介助士、歯科助手、調剤薬局事務、登録販売者、福祉住環境コーディネーター、保育士、社会福祉士、など
料理関係:調理師、薬膳コーディネーター、食生活アドバイザーなど
デザイン関係:インテリアコーディネーター、カラーコーディネートなど
土木・建築・設備関係:1級土木施工管理技士、危険物取扱者、消防設備士、測量士補、第2種電気工事士、電験三種、2級建築士、2級土木施工管理技士、2級ボイラー技士など
他にも、職種や資格はたくさんありますが、転職の際の参考にしてみてください。転職を考えたら、少しずつ資格を取る準備を始め、面接のときには履歴書に資格が書けるよう、計画を立てることも必要ですね。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう