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起業が成功するために指標にしておきたい2つの法則

Kazuhiko Tanabe

2014/02/26(最終更新日:2014/02/26)


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 ベンチャー起業が成功するにはある一定の法則があるのではないかと考えられます。オンラインストレージサービスの代表的な存在であるDropboxや安く部屋を借りたい旅行者と空室を貸し出したい人をマッチングするプラットフォームの代表的な存在であるAirbnbなどが実際に起業の成功例としてあげられると思います。では、起業が成功する法則とは一体どのようなものなのでしょうか。

解決する課題に共感できるものを選択する

 成功する起業の法則の1つとして、企業家が起業を通して解決しようとする問題を実際に本人が一人のユーザーとして抱えているということがあげられます。ベンチャー起業が成功するためには解決する必要がある問題に対処する企業を設立するという意志が大事です。つまり、実際に日々の生活や職場のなかで、ストレスを感じたことを解決できるアイデアを出すことが成功への近道なのです。

 また、一人のユーザーとして抱えている問題を起業する際に選択することは、顧客が抱える課題を深く理解する上でも有効です。実際に、成功したAirbnbは創業者の友人がデザインカンファレンスに参加するために宿を取ろうとした際に、予算が超えてしまっていたことことをきっかけに、宿泊先を探す旅行者と空き部屋を貸したいホストをつなぐアイデアを見出したのです。ただし、一人のユーザーとして課題を抱えている問題を設定したとしても、その課題を抱えるユーザーがあまりにも少ないと事業としての価値は低く、人々から必要とされないものになってしまいます。 

ユーザーが求めているものを作る

 失敗するビジネスの多くはユーザーである顧客が求めるものを提供しなかったことが原因と聞きます。起業を成功させるためのもう1つの法則は、ユーザーが求めているものを作り、提供することです。では、どのようにユーザーが求めているものを作ればよいのでしょうか。その1つの答えは、無駄をなくして最小限の開発を行っていくことです。

 まずは課題への解決策を簡単に作ってみます。それをもとに、ユーザーに提供して反応を見ながら、迅速に仮説と検証を繰り返していきます。そうすることにより、ユーザーが何を求めているのかを学び、少しずつ改善していくことができます。ユーザーが何を欲しているのか分かりにくい今日、仮説と検証を繰り返すことで、成功する起業への道を歩むことができるのです。


 以上のように、成功する起業の法則には①一人のユーザーとして解決する課題に共感できるものを選択する。②ユーザーが求めているものを作る。ということを念頭に置いておいてください。

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