緊張のあまり面接時に声が震えてしまうというのはめずらしいことではありません。むしろ、まったく緊張せず、いつもどおり声も震えず受け答えできる、という人の方が少ないのではないでしょうか。そうは言ってもあがり症で、それを気にしている人にとっては大きな悩み。「このハードルをクリアできれば」と考える人も多いことでしょう。そこで、「緊張して声が震える問題」の対策を、紹介していきます。
判断は相手にゆだねる
結果を求めすぎるあまり「何が何でも採用してもらおう」という、強すぎる成果意欲が緊張を高め、結果として失敗してしまうということがあります。もちろん、採用をめざして面接を受けるわけですが、自分の意志でどうにかなるものでもありません。「ぜったい採用してもらおう」というのではなく、「これが私です。判断してください」という気持ちで面接に対応すること。つまり、「結果は相手にゆだねる」というのが、緊張を減じさせる意識と言っていいでしょう。
「震えてもOK」と思う
面接の時に緊張して声が震えてしまう。だれでもそれを「マイナス」と感じ、「なんとかしなければ」と考えるでしょう。しかし、あがり症の人の方が「良い人柄」と思われることが多いですし、職種によってはあがり症でもまったく問題がない、むしろそういう人のほうがいいと考えられることもあります。
声が震えると自覚していたとしても「声が震えてしまうこと」をマイナスと決め付けないほうがいいでしょう。そして、そう考えると気持ちが落ち着き、思いのほか声が震えなくなるものです。
「目」の力を抜く
緊張は「目」からあらわれます。緊張すると、目に力が入りすぎる。ですから、その緊張を緩和するには、まず「目」の力を抜くことです。目をいつもどおりのゆったりした状態にすることができれば、緊張はそれだけで緩和されます。大切なのは、「声が震えないように」と考えて目の力を抜くのではなく、「目の力を抜いたら、自然と声が震えなくなった」という、つまり「原因と結果」の正しい順番なのです。
意識しないように、と考えれば考えるほど、声の震えは収まりにくいものです。そこで逆転の発想で「震えてもマイナスにはならない。むしろプラスかもしれない」と考える。それがこの問題に対する最適の方法です。
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