面接などで緊張してしまうと、ついつい早口になってしまうというは案外多いのではないしょうか?しかし、実際に面接をしている側からしてみれば、それは確実にイメージダウンの要素となるでしょう。この記事では、面接の際などにゆっくりと丁寧に話して良いイメージをもってもらえるようにするためのノウハウを紹介していこうと思います。
①事前準備
まず始めに大切になってくるのは、事前に面接のシュミレーションを頭の中で何度も行い、どのような質問がくるのか、それに対してどう自分が答えるのかをはっきりとさせておくことです。とはいっても、実際の面接でリハーサル通りに質問されることが極々まれです。そこで大切なのは、 「自分の考え」そのものをまとめておくことです。もう少し具体的に言うと、例えば「この企業のどのようなところが気に入ったのか」や、「自分がこの会社に入りたいのはこういう理由があるからだ」など、自分の思いや企業の特徴をまとめておくのです。そこでポイントとなってくるのは、それらの考えを抽象的にまとめておくことです。
しかし、ここであまり具体的に考えすぎていると、実際の面接で少しでも予想していた質問と違う全く違う質問をされた場合、上手く対処できなくなってしまいます。その点を踏まえて、あえて抽象的な考えをまとめておくことでどのような質問のされ方にでも、ある程度対応できるようにしておきましょう。そしてそこで生まれる少しの「ゆとり」こそが、自分を緊張から開放しゆっくりとハキハキとした回答ができるようになる第一歩となるのです。
②テンポを意識する
面接が得意だと過信している人に良く見かけるケースは、質問に対しての回答は返せても、それが早口になってしまう為に面接官から「用意してきた答えを答えているだけだな」と思われてしまっているケースです。ここでもさきほどの抽象的な考えのまとめが役に立ちます。その場その場で自分の用意してきた抽象的な考えを組み立てて話していくことによって、「きちんとその場で考えて話している」というイメージをもってもらえるからです。しかし、質問されたその場ですぐに考えをまとめて話をするのは簡単なことではありません。
そこで重要になってくるのが、話すテンポです。基本的なことですが、これは面接室に入った瞬間から、もしくは企業に着いた瞬間、家を出発した瞬間から始まっているといっても過言ではありません。初めて交わす挨拶からゆっくりとハキハキしたしゃべり方を心がけましょう。なぜなら、始めは早口だったのに面接が始まったら急にゆっくりになると違和感を与えてしまうからです。そこで第一声目から「少しゆっくり過ぎるのではないだろうか?」と思うほどの気持ちで話していきましょう。考えている最中は、面接官が自分の話し方が遅いと思っているのではないかなどと心配になる必要はありません。
なぜなら多くの場合、面接官はこちらの話した内容を一つずつ理解しながら聞いているからです。結果、ゆっくり話した方が聞く側の面接官も話す側のあなた自身もお互いに良いことだらけなのです。
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