会社の意思決定には大きく分けて「トップダウン型」「ボトムアップ型」の2つがあります。「トップダウン型」「ボトムアップ型」という言葉はあるけれど、それぞれどういった特徴があるのか分からないという人もいることでしょう。ここでは、「トップダウン型」の意思決定に着目し、メリットを説明していこうと思います。
素早い意思決定が可能になる
会社の意思決定をする上で大切なことは、スピードです。日々、めまぐるしい勢いで状況が変化する会社経営では、全員の意見をまとめて意思決定をしている余裕はありません。何よりも意思決定の速さが優先されるのです。リーダーが単独の判断で意思決定を下し、余計な時間をかけないトップダウン型の意思決定は、素早い判断が最優先される会社の意思決定には最適といえます。
一つの目標に向かって組織全体が動かせる
会社が掲げた目標を達成するためには、現場の作業と組織の運営が上手く噛み合なければなりません。トップダウン型の意思決定は、運営に関するすべての判断と責任がリーダーに集約され、組織の全体を管轄することになります。責任の所在を明確にすることで命令系統が一本化されるため、全員が同じ目標に向かって突き進んでいくことができるのです。
トラブルにも素早く対応
責任の所在が明確でないと、何かトラブルが発生した時に誰を報告すれば良いか分からなくなってしまうため、トラブルへの対応が遅れてしまいがちです。しかし、トップダウン型の意思決定であれば、責任の所在が明確となるため何かトラブルが起こった時も事態の把握が素早く行われ、対処もスピーディーに行うことが可能になります。
以上、「トップダウン型」の意思決定をすることで得られるメリットを紹介してきました。日々、環境がめまぐるしく変わる今のような時代だからこそ「トップダウン型」の意思決定をすることで得られるメリットは多いのではないでしょうか。
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