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パターン別に見る上司からの同行依頼を断る方法\

Shingo Hirono

2014/02/27(最終更新日:2014/02/27)


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パターン別に見る上司からの同行依頼を断る方法 1番目の画像
 あなたがビジネスパーソンである以上、上司の指示に従うことは義務です。あなたの会社の就業規則にも、上司の指示に従って業務を遂行することが社員の義務として定められているはずです。嫌なことや気に食わないことであっても、正当な理由なく上司の指示に従わない場合は、職務放棄とみなされ懲戒対象となる恐れもあります。したがって、上司があなたに「あなたの顧客訪問に同行する」と言われれば、その指示に従うことが基本です。

 しかし、上司の同行を断る必要があるケースも、時にはあるでしょう。角が立たないように上司に同行を断る方法とは、どのようなものでしょうか。まず上司があなたに同行する目的は、新人のOJTトレーニングの場合と、上司が同行することで業務を円滑にすすめることができる場合の2点が考えられます。それぞれの場合について、上司からの同行依頼を断る適切な方法を考えていきましょう。

1. 新人のOJTトレーニングの場合

 新入社員、特に新人営業職については、営業職として一通りの役割を果たせるようになるまでの期間は、上司の同行が必要です。その理由は、あなたの力量不足によって、クライアントに迷惑をかけることがあってはいけないからです。

 しかし、あなたが営業職として一通りの役割を果たせるまで成長したと、先輩などから客観的に認められるにもかかわらず、上司が同行を指示する場合は、「まだまだ力不足ではありますが、●●さん(上司の名前)のおかげで、一通り業務の進め方を学べたと考えています。訪問の内容は随時報告しますので、一度私一人で訪問させていただけないでしょうか?」とお願いしてみましょう。

 この時のポイントは、
・まだまだ勉強不足ではあるが、さらなるステップアップとして、一人でやってみたいという意欲を示すこと
・ある程度仕事を一人で進められるようになったのは、これまでの上司の指導のおかげであり感謝していること
 という前向きなニュアンスを出すことです。

2. 商談の成立に向けた最後の詰めの場合

 例えば、クライアントからクレームを受けた場合や、商談成立に向けた最後の詰めの場合などでは、上司の同行が効果的に働くことがあります。クライアントからのクレーム対応においては、あなた一人でなく、上司もお詫びに同行することで、クライアントに対する誠意を示すことができますので、上司の同行は断らない方がよいでしょう。

 また商談成立のための最後の詰めの場面で上司に同行してもらう場合も、あなたの経験が浅いうちは有効ですが、ある程度経験を積めば、自力で商談成立を達成すべきです。この場合も、既に述べた新人のOJTトレーニングの場合と同様、上司のこれまでの同行に感謝しつつ、向上心が旺盛であるニュアンスを示しながら、営業同行を断ることを試みましょう。


 ここでは、上司からの同行依頼を断る適切な方法を紹介してきました。上記のように同行の必要性を判断し、上司への感謝と自分の向上心を伝えて角が立たないように断りましょう。

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