転職や中途採用の面接では、かならす職歴・経歴について質問されます。面接官としては、それまでの経験が自分の会社でどのように活きるのか知りたいと思っています。その会社にとってあなたが必要な人材だと思ってもらうためにNGな話し方と好印象の話し方を紹介していきます。
言い訳や卑屈はNG
転職の場合、必ずしも前の仕事がうまく行っていたとはいえないでしょう。そのため、面接で経歴を聞かれたときに「前の会社はこうだった。私は一生懸命に仕事したのに、それを正当に評価してもらえなかった」というグチや言い訳を口にしたり、「私の能力が足りなかった」などと、妙に自分を卑下した話し方をしてしまいがちです。ここは大切な面接会場です。そんな言い訳や卑屈な言い方が許される場ではないのです。
経歴や、前の仕事を辞めた経緯についてする説明は、あくまで客観的でなければなりません。面接官が言い訳がましい説明や、卑屈な自己分析を求めていないことは、言うまでもないでしょう。
自慢や自己の過大評価はNG
それとは反対に、自己の過大評価もNGです。意外なことに、転職者の面接ではこの過大評価に基く不遜な話し方が多いです。たとえば「私は前の会社でこんな大きな仕事をした」「こんなめずらしい経歴がある、それは他の人にはできないことだ」といった過度な自己主張を言う人がいます。
中には「私はこれでも2度、社長賞をもらったことがあるんですよ」といった、お門違いな自慢をする人さえいます。その話を聞いた面接担当者はおそらく「前の会社の社長からもらった賞にどんな値打ちがあるというのか。そんなありがたい賞をもらったのに、あなたはどうしてその会社を辞めたのか」と思うだけでしょう。
冷静な自己分析をして客観的に話す
きちんとした冷静な自己分析ができていれば、そんなおかしな卑屈な話し方や、過大評価をすることはありません。まして、面接の場で自慢話をすることはなくなるでしょう。分かっていても自分を過大評価してしまうのは「前職を辞したのは私の責任ではない。私はこの会社ならちゃんとやっていける」、「とにかく、面接に受かりたい。そのためにはできるだけ自分を経歴を大げさにアピールしなければ」という「焦り」から生じる過ちです。しかし、あなたの評価は面接担当者がするので、先んじてそれを自分でするべきではありません。そのためには、冷静な自己分析と客観的な話し方が不可欠になってくるのです。
面接では、卑屈に話したり、過大評価して伝えるべきではありません。面接官も等身大のあなたを知りたいので素直に臨みましょう。冷静な判断が出来ていれば物事を客観的に見れると高評価を得られるはずです。本番では、聞く側のことをきちんと考えて話しましょう。
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