これから新しく法人を設立して起業しようという方、個人事業主としてビジネスをしていたが業務拡大のため、節税対策のために法人登記をしようと考えている方は多いと思います。一般的に法人登記をする際には司法書士や行政書士に依頼してしまえば簡単なのですが、それではどうしてもお金がかかってしまいます。起業時は何かとお金に苦労するので、その費用はなるべく抑えたいですよね。ここでは、自分で法人登記をする際のポイントについて話したいと思います。
1. 法人印鑑、実印を作る
印鑑がないとこの先の事務作業には一切進めません。法人設立セットといったメニューで丸印とゴム印と角印をセットで作ってくれたりします。実印は登記申請をする時に必要になるので、早めに購入手続きをしておきましょう。
2. 定款認証を行う
会社の法律となる会社規則を定めた定款を作成します。登記申請用、会社保管用、定款認証用の3部が必要になります。定款は、会社設立の基本となるものなので間違いや矛盾がその文章にあってはなりません。そこで公証役場で定款内容の認証を受ける必要があります。
3. 資本金を口座に振り込む
発起人の個人銀行口座に、設立時の資本金となるお金を振込ましょう。その後通帳記帳をして、コピーをとってください。コピーには、資本金と同額となる部分に蛍光ペンでマークしましょう。会社設立時の資本金が実際に存在することを証明できることになります。
4. 登記申請を行う
設立予定の市区町村の法務局で設立登記申請を行います。これで登記申請の手続きは完了です。この時、いつまでに登記処理が完了するのかを教えてくれます。おおむね10日から2週間程度かかります。ちなみに会社設立日は、事務処理が完了した日ではなく、設立登記申請を提出した日になります。
5. 設立後の届け出をする
登記が完了すると会社の登記簿騰本と印鑑証明書を取得することができます。この登記簿騰本は会社を設立したことを証明するものになります。これらの書類を持って役所や銀行へ届出の処理をしましょう。
以上が自分で登記する際の流れやポイントになります。司法書士などの専門家に頼まなくても自分で出来るので、是非ご参考にしてみてください。
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