起業に成功するタイプというのは、性格的にある程度分類されるかもしれません。もちろん絶対条件ではありませんし、起業に成功すると一口に言ってもその形は様々ですが、向く性格というものはあります。どのようなタイプが起業に向くのでしょうか。
リスクを取ることに抵抗がないタイプ
起業というのは、ほとんどが後ろ盾が無いものです。その場合には当然ながら、事業がうまく軌道に乗るかどうかはわかりません。たとえ前もって綿密な計画を立てたとしても、それが本当に有効に機能するかどうかは保証されるわけではありません。そんな時、資金繰りが厳しくなってきたとしても動じないほどの精神力がなければ、適切な判断を下すのは難しくなります。リスクを取ることを厭わない性格であれば、そんな苦境に立ったとしても何とか乗り越える戦略も考えつきやすいというものです。
人望があるタイプ
起業に必要なものは、資金と人材でしょう。そしてもうひとつ、人脈です。仕事の紹介をしてくれる、ピンチに手を差し伸べてくれる。そんな人脈を広げられるのは、ビジネス力もありますが、やはり性格的な要因も大きいものです。そして会社に集まる人も、その会社そのものの環境や経営理念とともに、やはり経営者の人柄を見てのことでしょう。起業した会社となると、唯一将来を託せるのは経営者自身です。その性格が人材を引き寄せるといっても過言ではありません。
最後までやり抜く粘り強さがあるタイプ
順調に事業が軌道に乗ればよいのですが、そうではないことは多いものです。そんな時に必要なのが、粘り強さです。これは性格によるところが大きいものです。しかも割と子供の頃から形成されるもののようです。何かに取り組んでいるときに、長時間でも途切れない集中力と粘り強さが成功につながります。
割り切りの良さと適応力があるタイプ
前の粘り強さとは相反するようですが、最後まで固執せずにすぐ方向転換することに抵抗を感じないタイプの性格も、また時には成功につながります。当初に計画を立てた時とは環境が変わるということもあるものです。そんな変化をすぐに感じ取り、必要とあらば戦略を変えるだけの環境適応力も役に立ちます。
ただし、経営理念だけは変えない信念は必要です。何のために起業したのか、何を目指しているのか。それが世のため人のためになることなのかは大事なことです。それが、環境が変わったからといって目先の利益に飛びつくようではいけません。人もついてこなくなります。その信念は曲げない心の強さは、どのようなタイプの性格であっても共通して必要なものになるかと思います。
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